ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、3月14日に35歳の誕生日を迎えた。
「35歳」は、実社会ではキャリア真っ盛り、あるいはまだまだこれから、という年齢だが、バスケットボールやサッカーといった競技のプロスポーツ界では、ひとつの大きな節目とされる年であり、実際に35歳前後に引退する選手は多い。
カリー自身、37歳で16年間のNBAキャリアを終えた父デル・カリーの年齢を、ひとつの目標としていたという。
「父は、キャリアを終える3年くらい前、ミルウォーキーにいた頃は、背中に問題を抱えていた。最後の3年間をプレーするために、いろいろ苦労していたのを覚えているよ」。
延長戦の末にミルウォーキー・バックスを下した3月11日の試合後、カリーは35歳を迎える心境を聞かれてそう答えている。
父は常々カリーに、「"old man injuries"(加齢にともなうケガ)をするようになったら、NBA選手として、 自分は年を取ったと実感するぞ」とジョーク混じりに説くのだという。
「でも、今自分が感じている感覚は、35歳になったらこうなるかな、と想像していたものとは違ったね。数字を聞くとギョッとするけど、自分の頭の中では、まだ時間はたくさん残されていると感じているんだ。この仕事に打ち込むことをまだ楽しめている。この先どうなるかなんてわからないさ」
45歳まで現役でプレーしたトム・ブレイディや、39歳でいまだ現役のアーロン・ロジャースら、アメフト界のスーパースターたちも、カリーにとって刺激の源となっている。
「自分の時間を早送りしすぎていないか、自分自身でチェックすることだ。彼らは、リアルタイムで起きていることに対して、しっかりと自分を律していたところが素晴らしい。40歳なんてまだ十分プレーできる年齢、と彼らは感じているんだ。だから僕自身もそうしたモードでありたいと思っている」
「35歳の大きな節目の後は、40歳」
これがカリーの抱負だ。
実際、1984年生まれのレブロン・ジェームズは来年12月に40歳になるし、85年5月生まれのクリス・ポール(フェニックス・サンズ)もまだ第一線で活躍している。
今季のカリーはケガでこれまで26試合を欠場しているが、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは「毎回、復帰してくる度に彼の取り組み方を観察しているが、実際、信じがたいほど素晴らしい」と評している。
「ワークエシック(仕事に対する姿勢)とスキルセット、そしてそのすべてを、驚異的な持久力とクイックネスのパッケージの中にまとめ上げる能力を備えた選手は、他に見たことがない。彼は、良い歳の取り方をする選手だ」
「35歳」は、実社会ではキャリア真っ盛り、あるいはまだまだこれから、という年齢だが、バスケットボールやサッカーといった競技のプロスポーツ界では、ひとつの大きな節目とされる年であり、実際に35歳前後に引退する選手は多い。
カリー自身、37歳で16年間のNBAキャリアを終えた父デル・カリーの年齢を、ひとつの目標としていたという。
「父は、キャリアを終える3年くらい前、ミルウォーキーにいた頃は、背中に問題を抱えていた。最後の3年間をプレーするために、いろいろ苦労していたのを覚えているよ」。
延長戦の末にミルウォーキー・バックスを下した3月11日の試合後、カリーは35歳を迎える心境を聞かれてそう答えている。
父は常々カリーに、「"old man injuries"(加齢にともなうケガ)をするようになったら、NBA選手として、 自分は年を取ったと実感するぞ」とジョーク混じりに説くのだという。
「でも、今自分が感じている感覚は、35歳になったらこうなるかな、と想像していたものとは違ったね。数字を聞くとギョッとするけど、自分の頭の中では、まだ時間はたくさん残されていると感じているんだ。この仕事に打ち込むことをまだ楽しめている。この先どうなるかなんてわからないさ」
45歳まで現役でプレーしたトム・ブレイディや、39歳でいまだ現役のアーロン・ロジャースら、アメフト界のスーパースターたちも、カリーにとって刺激の源となっている。
「自分の時間を早送りしすぎていないか、自分自身でチェックすることだ。彼らは、リアルタイムで起きていることに対して、しっかりと自分を律していたところが素晴らしい。40歳なんてまだ十分プレーできる年齢、と彼らは感じているんだ。だから僕自身もそうしたモードでありたいと思っている」
「35歳の大きな節目の後は、40歳」
これがカリーの抱負だ。
実際、1984年生まれのレブロン・ジェームズは来年12月に40歳になるし、85年5月生まれのクリス・ポール(フェニックス・サンズ)もまだ第一線で活躍している。
今季のカリーはケガでこれまで26試合を欠場しているが、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは「毎回、復帰してくる度に彼の取り組み方を観察しているが、実際、信じがたいほど素晴らしい」と評している。
「ワークエシック(仕事に対する姿勢)とスキルセット、そしてそのすべてを、驚異的な持久力とクイックネスのパッケージの中にまとめ上げる能力を備えた選手は、他に見たことがない。彼は、良い歳の取り方をする選手だ」
関連記事
- 34歳で衰え知らずの名手カリーはいつまで現役でプレーする?「ゴールは設定していない。それよりも――」<DUNKSHOOT>
- バックスとの“王者対決”を制したウォリアーズ。殊勲のカリーは36得点よりも「最後のブロックが光栄」<DUNKSHOOT>
- “日本のステフィン・カリー”富永啓生の大活躍に、まさかのカリー本人が反応!「いいね、ケイセイ!」<DUNKSHOOT>
- 大混戦のウエストで反転攻勢をかける王者ウォリアーズ。アナリストはサンズ、ナゲッツ撃破を予想「答えはステフ・カリー」<DUNKSHOOT>
- 「90点取るべきだった」リラードが71得点ゲームを回想。史上2人目の100得点は「俺とカリーなら間違いなくできる」<DUNKSHOOT>