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デュラントが球団OBバークレーの“バスの乗客”“物語は変えられない”発言に反論「なぜそんな話になるのか」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.03.18

サンズの先輩・後輩となったバークレー(右)とデュラント(左)。チームを初優勝に導き、2人の関係も改善に向かうか?(C)Getty Images

 トレード期限最終日となる現地時間2月9日にブルックリン・ネッツからフェニックス・サンズへ電撃移籍したケビン・デュラント。フランチャイズ史上初のリーグ王者に導くことが期待されるなか、球団OBで殿堂入り選手でもあるチャールズ・バークレーと舌戦を繰り広げている。

 2007年にNBA入りしたデュラントは、これまでオクラホマシティ・サンダーで9年、ゴールデンステイト・ウォリアーズで3年、ネッツに3年半(うち1年は全休)所属。ウォリアーズではステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンと強力カルテットを形成し、2017、18年にリーグ2連覇と2年連続ファイナルMVP受賞を果たした。

 歴代4位のキャリア平均27.3点、同13位の通算2万6764得点をあげているデュラントに対して、2022年4月に公然と批判したのが殿堂入り選手のバークレーだった。出演した番組『Inside the NBA』で、デュラントの2度の優勝は自身で勝ち獲ったものではないと主張。ウォリアーズを"バス"、デュラントを"バスの乗客"に例え、「彼はただバスに乗っていただけ」とこき下ろして話題を呼んだ。

 そして今回、自身の古巣でもあるサンズに活躍の場を移したデュラントに対し、"先輩"バークレーは「彼にはとてつもないプレッシャーがかかっている。チームを牽引しないといけない。優勝すれば、私のような古い人間たちが彼の功績を認めるだろう。物語を変えることはできないだろうけどな」と見解を述べた。
 
 これに対しデュラントは、自身とビジネスパートナーのリッチ・クライマンが立ち上げたポッドキャスト番組『Boardroom』で「なぜチームに対してそんな話になるのか。俺たちはバスに乗ってない。あの話題で盛り上がったのは俺のせいで、ほかの選手だったらあんなに叩かれることはなかっただろう。でも、彼が俺のプレーを軽んじることもストーリーの一部なんだ」と反論した。

 さらにデュラントは、バークレーとはいわゆる"ビーフ(口論する犬猿の仲)"の関係にはないと一刀両断している。

「こんなのは喧嘩とは呼ばないよ。彼は自分の意見を曲げず、思い込みも激しいタイプで、自分の仕事は選手に対して否定的な意見を言うことだと感じているんだ。でも、明らかに偏った見方をしていて、バイアスがかかり陳腐になる。

 彼は俺が尊敬の念を抱いてやまないレジェンドだ。彼がこの組織(サンズ)のために血と汗、涙を流してくれたことを誇りに思いながらプレーするつもりだ。ただ、アナリストとしては、そのアプローチにはまったく同意できない」

 バークレーを説き伏せるにはプレーと結果で証明するしかないが、デュラントはサンズを初の頂点に導くことができるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部
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