ダラス・マーベリックスは現地時間2月6日、スペンサー・ディンウィディー、ドリアン・フィニー=スミス、2029年のドラフト1巡目指名権、27年、29年のドラフト2巡目指名権と引き換えに、ブルックリン・ネッツからカイリー・アービングとマーキーフ・モリスを獲得した。
エースのルカ・ドンチッチとアービングの超攻撃的デュオが誕生したが、NBAレジェンドのチャールズ・バークレーは、ケミストリー構築に疑問符を付けている。
マーベリックスは今季5年目のドンチッチがリーグ1位タイの平均33.4点をマーク。新加入のクリスチャン・ウッドがセカンドユニットの軸として平均18.1点、ディンウィディが平均17.7点、ティム・ハーダウェイJr.が平均13.8点と、サポーティングキャストを務めてきた。
しかし、ドンチッチのオフェンス負担を表すユーセージ%(USG%)は38.5%で、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボに次いでリーグ2位。チームの攻撃は完全にドンチッチに依存しており、彼がコート上にいる100ポゼッションあたりで平均120.8点は1位、逆に不在の場合は平均107.7点でリーグ最下位と顕著だ。
ドンチッチに次ぐスター獲得が課題とされてきたなかで、アービングという待望のスコアラーを手にしたマーベリックス。チームを率いるジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「彼(アービング)の加入は我々をチャンピオンシップへと押し上げてくれるはずだ」と歓迎したが、バークレーは『SiriusXM』の番組『Mad Dog Sports Radio』で、2人の共存に疑問を投げかけた。
「カイリーとルカ(ドンチッチ)がボールを共有できるかが分からない。すごく興味深いポイントだ。ルカはずば抜けた選手で、カイリーも素晴らしいが、どちらも能力を発揮するにはボールが必要だ。どちらも守備が得意ではない。だからどうなるのか楽しみだ。ただ、正直なところ、カイリーの冒険談(話)にはもううんざりだ」
アービングはクリーブランド・キャバリアーズ時代にはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ネッツ時代にはケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)とコンビを組んできた。
ボストン・セルティックス時代を含めて移籍を志願した背景もあり、番組のホストであるアダム・シャインは「クリーブランドでどのような終焉を迎えたか。ボストンでは、ブルックリンではどうだったか。ダラスでどんな結末を迎えるのか分かる。正直、もういい」と苦言。この発言に対し、バークレーはアービングを取り巻く環境の問題だと見解を述べた。
「カイリーの周囲は、『君が常に正しい。みんなが間違っている』と甘やかす人間ばかりだ。彼が(人間として)成長することも、真の男になることも決してない。『俺は自分を変える必要がある』と言うこともないだろう。みんなが『お前のせいじゃない』と言うからね。ここがこの話の悲しいところだ」
アービングは2月8日のロサンゼルス・クリッパーズ戦(ドンチッチは足を痛めて欠場)で新天地デビュー。チームトップの24得点をあげてチームを勝利に導いたが、今年3月に31歳、シーズン終了後には完全FA(フリーエージェント)になる。
ドンチッチとアービングの共闘までもう少し時間がかかるなかで、マーベリックスはどのようなチーム作りを進めるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
エースのルカ・ドンチッチとアービングの超攻撃的デュオが誕生したが、NBAレジェンドのチャールズ・バークレーは、ケミストリー構築に疑問符を付けている。
マーベリックスは今季5年目のドンチッチがリーグ1位タイの平均33.4点をマーク。新加入のクリスチャン・ウッドがセカンドユニットの軸として平均18.1点、ディンウィディが平均17.7点、ティム・ハーダウェイJr.が平均13.8点と、サポーティングキャストを務めてきた。
しかし、ドンチッチのオフェンス負担を表すユーセージ%(USG%)は38.5%で、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボに次いでリーグ2位。チームの攻撃は完全にドンチッチに依存しており、彼がコート上にいる100ポゼッションあたりで平均120.8点は1位、逆に不在の場合は平均107.7点でリーグ最下位と顕著だ。
ドンチッチに次ぐスター獲得が課題とされてきたなかで、アービングという待望のスコアラーを手にしたマーベリックス。チームを率いるジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「彼(アービング)の加入は我々をチャンピオンシップへと押し上げてくれるはずだ」と歓迎したが、バークレーは『SiriusXM』の番組『Mad Dog Sports Radio』で、2人の共存に疑問を投げかけた。
「カイリーとルカ(ドンチッチ)がボールを共有できるかが分からない。すごく興味深いポイントだ。ルカはずば抜けた選手で、カイリーも素晴らしいが、どちらも能力を発揮するにはボールが必要だ。どちらも守備が得意ではない。だからどうなるのか楽しみだ。ただ、正直なところ、カイリーの冒険談(話)にはもううんざりだ」
アービングはクリーブランド・キャバリアーズ時代にはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ネッツ時代にはケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)とコンビを組んできた。
ボストン・セルティックス時代を含めて移籍を志願した背景もあり、番組のホストであるアダム・シャインは「クリーブランドでどのような終焉を迎えたか。ボストンでは、ブルックリンではどうだったか。ダラスでどんな結末を迎えるのか分かる。正直、もういい」と苦言。この発言に対し、バークレーはアービングを取り巻く環境の問題だと見解を述べた。
「カイリーの周囲は、『君が常に正しい。みんなが間違っている』と甘やかす人間ばかりだ。彼が(人間として)成長することも、真の男になることも決してない。『俺は自分を変える必要がある』と言うこともないだろう。みんなが『お前のせいじゃない』と言うからね。ここがこの話の悲しいところだ」
アービングは2月8日のロサンゼルス・クリッパーズ戦(ドンチッチは足を痛めて欠場)で新天地デビュー。チームトップの24得点をあげてチームを勝利に導いたが、今年3月に31歳、シーズン終了後には完全FA(フリーエージェント)になる。
ドンチッチとアービングの共闘までもう少し時間がかかるなかで、マーベリックスはどのようなチーム作りを進めるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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