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月間最優秀コーチ&新人が発表!八村塁は候補に挙がるも惜しくも選外に|NBA10/11月

ダンクシュート編集部

2019.12.04

エリートのモラント(右)と苦労人のナン(左)。対照的な2人が月間最優秀新人に。(C)Getty Images

エリートのモラント(右)と苦労人のナン(左)。対照的な2人が月間最優秀新人に。(C)Getty Images

 12月2日(日本時間3日、日付は以下同)、NBAは10/11月の月間最優秀コーチを発表。イースタン・カンファレンスはトロント・ラプターズのニック・ナース・ヘッドコーチ(HC)、ウエスタン・カンファレンスからはロサンゼルス・レイカーズのフランク・ヴォーゲルHCが選出された。

 2年連続で10/11月の同賞に輝いたナースHCに率いられ、ラプターズはイースト2位の14勝4敗(勝率77.8%)と開幕ダッシュに成功。今夏にカワイ・レナード(現ロサンゼルス・クリッパーズ)が移籍し、さらにカイル・ラウリー、サージ・イバカが故障で11月の大半を欠場するなど苦しい台所事情のなか、見事な手腕でチームを好成績に導いた点が評価された格好だ。

 ウエストからヴォーゲルHCが選ばれたことに異論はないだろう。自身も含めチームの大半が新加入な上、一癖も二癖もありそうなメンバーを見事にまとめ上げ、リーグ最高成績の17勝2敗(勝率89.5%)を記録。通算5度目、レイカーズの指揮官としては2013年のマイク・ダントーニ(現ヒューストン・ロケッツHC)以来の受賞となった。
 
 また、3日には月間最優秀新人も発表。イーストからマイアミ・ヒートのケンドリック・ナン、ウエストからはメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが栄冠に輝いた。

 モラントは17試合に出場し、ともに新人中トップの平均18.6点、6.4アシストをマーク。フィールドゴール(FG)成功率45.7%、同3ポイントも41.0%と優秀で、ドラフト全体1位のザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)が故障欠場している今、2位指名にふさわしい活躍で順当な選出を果たした。

 一方で、ナンがここまでのハイパフォーマンスを披露すると予想できた人は少なかったはずだ。13勝5敗と好スタートを切ったヒートにおいて、全18試合に先発しチーム2位の平均16.4点とオフェンスを牽引。モラントとは対照的に、ドラフト外入団の苦労人が嬉しい戴冠となった。

 ただ、イーストはナンのほかに7人が候補に挙がる混戦模様に。17試合すべてに先発出場し、平均12.4点、5.4リバウンド、1.5アシスト、FG成功率47.6%を記録した八村塁(ワシントン・ウィザーズ)もその1人だったが、惜しくも受賞を逃している。

 各カンファレンスの候補者は以下の通り。
●イースト:RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)、テレンス・デイビス(トロント・ラプターズ)、ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ)、タイラー・ヒロ(マイアミ・ヒート)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、ディアンドレ・ハンター(アトランタ・ホークス)、PJ・ワシントン(シャーロット・ホーネッツ)

●ウエスト:ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ)、ジャレット・カルバー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

構成●ダンクシュート編集部
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