現地時間3月25日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは敵地フットプリント・センターでフェニックス・サンズと対戦。105-125で敗れ、今季成績を49勝25敗とした。
シクサーズはアキレス腱を痛めているジェームズ・ハーデンが3試合連続で欠場するなか、タイリース・マキシーがゲームハイの37得点に7リバウンド、ジョエル・エンビードが28得点、10リバウンド、4アシスト、2ブロックの働き。しかし、2桁得点は13得点をあげたトバイアス・ハリスを含めた3選手にとどまった。
一方のサンズはデビン・ブッカーが29得点に5アシスト、ビスマック・ビオンボが17得点、13リバウンド、5ブロック、クリス・ポールが13得点、5リバウンド、7アシストを記録。さらにベンチ陣のTJ・ウォーレンが16得点、8リバウンド、テレンス・ロスが15得点、7リバウンド、4アシスト、キャメロン・ペインが14得点、7アシストと奮戦した。
シクサーズは24日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に続いて2連敗。エンビードが「普段なら決めているショットをたくさん落とした」と語れば、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も「いいプレーではなかった。今日はオフェンスでボールが停滞してしまった。我々のプレーではなかった」と悔やんだ。
もっとも、シクサーズは49勝25敗(勝率66.2%)でイースタン・カンファレンス3位の好位置におり、6年連続のプレーオフ進出も決定している。レギュラーシーズン残り8試合は、選手たちのコンディションにも留意していくことが重要と言えるだろう。
エンビードは25日を終えた時点でリーグトップの平均33.3点に10.2リバウンド、4.2アシスト、1.74ブロック、フィールドゴール成功率54.5%と、MVPの有力候補に挙がる成績を残している。
ウォリアーズ戦でもドレイモンド・グリーンやケボン・ルーニーらを相手にフィールドゴール成功率56.5%(13/23)、フリースロー成功率86.4%(19/22)でゲームハイの46得点に9リバウンド、8アシスト、2スティールと暴れ回った。
試合後の会見で、堅守を誇るグリーンはエンビードとの試合中のやり取りを明かした。
「彼は『今夜どうして俺がこんなプレーをしたか分かる?』と言ってきたんだ。『キミはジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)がリーグで最もガードするのが難しい人物だと言った。俺はそのことを個人的なこととして受け取ったんだ』とね。だから俺はこう言っておきたい。ジョエルこそがリーグで最もガードが困難な男だ」
エンビードはこの試合で、ウォリアーズがチーム全体で記録したフリースロー試投数(24本)に匹敵する22本を獲得し、インサイド支配。勝利こそできなかったものの、どれほど脅威的な存在なのかを改めて誇示した。
なお、エンビードの40点超えの試合は今季12回目で直近5シーズンでは37回目。『StatMuse』によると、その期間でエンビードを除くすべてのセンターたちの40得点ゲームは計36回。こういったデータからも、センターとして頭ひとつ抜けた得点力を誇っているのは間違いない。
4月15日からスタートするプレーオフで、現役最高の得点力と支配力を有するエンビードを擁するシクサーズが、2001年以来初のカンファレンス・セミファイナル突破、そしてNBAファイナルに歩を進めることができるのか必見だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
シクサーズはアキレス腱を痛めているジェームズ・ハーデンが3試合連続で欠場するなか、タイリース・マキシーがゲームハイの37得点に7リバウンド、ジョエル・エンビードが28得点、10リバウンド、4アシスト、2ブロックの働き。しかし、2桁得点は13得点をあげたトバイアス・ハリスを含めた3選手にとどまった。
一方のサンズはデビン・ブッカーが29得点に5アシスト、ビスマック・ビオンボが17得点、13リバウンド、5ブロック、クリス・ポールが13得点、5リバウンド、7アシストを記録。さらにベンチ陣のTJ・ウォーレンが16得点、8リバウンド、テレンス・ロスが15得点、7リバウンド、4アシスト、キャメロン・ペインが14得点、7アシストと奮戦した。
シクサーズは24日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に続いて2連敗。エンビードが「普段なら決めているショットをたくさん落とした」と語れば、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も「いいプレーではなかった。今日はオフェンスでボールが停滞してしまった。我々のプレーではなかった」と悔やんだ。
もっとも、シクサーズは49勝25敗(勝率66.2%)でイースタン・カンファレンス3位の好位置におり、6年連続のプレーオフ進出も決定している。レギュラーシーズン残り8試合は、選手たちのコンディションにも留意していくことが重要と言えるだろう。
エンビードは25日を終えた時点でリーグトップの平均33.3点に10.2リバウンド、4.2アシスト、1.74ブロック、フィールドゴール成功率54.5%と、MVPの有力候補に挙がる成績を残している。
ウォリアーズ戦でもドレイモンド・グリーンやケボン・ルーニーらを相手にフィールドゴール成功率56.5%(13/23)、フリースロー成功率86.4%(19/22)でゲームハイの46得点に9リバウンド、8アシスト、2スティールと暴れ回った。
試合後の会見で、堅守を誇るグリーンはエンビードとの試合中のやり取りを明かした。
「彼は『今夜どうして俺がこんなプレーをしたか分かる?』と言ってきたんだ。『キミはジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)がリーグで最もガードするのが難しい人物だと言った。俺はそのことを個人的なこととして受け取ったんだ』とね。だから俺はこう言っておきたい。ジョエルこそがリーグで最もガードが困難な男だ」
エンビードはこの試合で、ウォリアーズがチーム全体で記録したフリースロー試投数(24本)に匹敵する22本を獲得し、インサイド支配。勝利こそできなかったものの、どれほど脅威的な存在なのかを改めて誇示した。
なお、エンビードの40点超えの試合は今季12回目で直近5シーズンでは37回目。『StatMuse』によると、その期間でエンビードを除くすべてのセンターたちの40得点ゲームは計36回。こういったデータからも、センターとして頭ひとつ抜けた得点力を誇っているのは間違いない。
4月15日からスタートするプレーオフで、現役最高の得点力と支配力を有するエンビードを擁するシクサーズが、2001年以来初のカンファレンス・セミファイナル突破、そしてNBAファイナルに歩を進めることができるのか必見だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
関連記事
- 今季のMVPはエンビード?米メディアのタイトル予想で1位浮上、シクサーズOBの“ドクターJ”アービングも「彼なら筋が通っている」と猛プッシュ<DUNKSHOOT>
- ヨキッチは3年連続MVPの偉業に興味なし?「もう十分。誰が勝ち取ろうと受賞に値すると思う」<DUNKSHOOT>
- エンビードとサボニスが2週連続でMVP選出!好調を維持し、得点王&リバウンド王のタイトルレースを牽引|NBA第22週
- 「ヤニスやニコラよりゲームプランを難しくさせる」絶好調のエンビードを敵将が絶賛「今の彼は歩くチートコード」<DUNKSHOOT>
- 「大谷翔平は日本で神様のような存在」NBA渡邊雄太が同学年の二刀流を絶賛!「とても謙虚でハードワーカー。僕も彼を尊敬」<DUNKSHOOT>