現地時間３月20日、NBAがシーズン第22週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビード、ウエスタン・カンファレンスからサクラメント・キングスのドマンタス・サボニスが選出された。ともに２週連続の受賞となる。

　３月13日から19日の期間中、３試合に出場したエンビードは平均35.0点、12.7リバウンド、5.0アシスト、3.33ブロックをマーク。チームを全勝に導き、今季リーグ最多タイおよび、アレン・アイバーソンが持つ１シーズンの球団最多記録に並ぶ４回目（通算11回目）の週間MVPに輝いた。

　３月16日に29歳となったビッグマンは、期間中にフィールドゴール成功率69.1％（38／55）、３ポイント成功率37.5%（３／８）、フリースロー成功率86.7％（26／30）と絶好調。３月に入ってからは球団新記録となる９試合連続で30点以上を叩き出し、その間７試合連続で30点超え＋フィールドゴール成功率55％以上というリーグ最長タイ記録を作った。

　また、36得点、18リバウンド、４ブロックと暴れ回った15日のクリーブランド・キャバリアーズ戦を含め、前週から６試合連続で30得点＋２ブロック以上と攻守で存在感を発揮。平均33.6点で得点ランク首位に立つエンビードに導かれ、チームは今季２度目の８連勝、48勝23敗でイースト３位を維持している。
  　一方のサボニスは、３勝１敗と勝ち越した同週の４試合で平均22.8点、16.0リバウンド、10.0アシストを記録。今季３回目（通算５回目）の受賞となり、いずれも球団史上初となる、２週連続受賞＆１シーズンに３回以上選出された選手となった。

　26歳の万能センターは、期間中にフィールドゴール成功率59.3％（35／59）の高精度を誇ったほか、13日のミルウォーキー・バックス戦、15日のシカゴ・ブルズ戦で２戦連続のトリプルダブルを達成。16日のブルックリン・ネッツ戦では24得点、21リバウンド、５アシストに自己最多タイの４ブロックをマークし、今季自身４度目の「20－20」と今季リーグ初の「20－20－５－４」をマークした。

　チームは週明けに連敗を喫したものの、43勝29敗でウエスト３位をキープ。サボニスはチーム２位の平均19.0点に加え、リーグ最多の12.5リバウンドと自己ベストの7.3アシスト、ダブルダブル達成数（59回）でリーグ１位、トリプルダブル達成数（12回）で同２位の成績を残している。

構成●ダンクシュート編集部