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NBA

渡邊雄太の“完璧ブロック→速攻”がNBA最終日のトップ10プレーに選出!15日開幕のプレーオフへ弾み<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.04.11

レギュラーシーズン最終戦で今季初先発を果たした渡邊。速攻を生み出したブロックショットがリーグのトップ10に選ばれた。(C)Getty Images

レギュラーシーズン最終戦で今季初先発を果たした渡邊。速攻を生み出したブロックショットがリーグのトップ10に選ばれた。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツの渡邊雄太が、レギュラーシーズン最終戦で存在感を放った。

 現地時間4月9日、本拠地バークレイズ・センターで行なわれたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に先発出場した渡邊は、33分15秒のプレーで9得点、7リバウンド、2ブロックを記録。チームはすでにイースト6位を確定させていたため、主力の大半が欠場したなかでの一戦だったが、ネッツ加入後初のスターターに名を連ね、シーズン最長のプレータイムを与えられた。

 今季躍進した3ポイントシュートは、タッチが今ひとつのなかでも6本中2本を成功。シーズンの成功数を60本まで伸ばし、日本人記録をさらに更新してみせた。

 試合は105-134で大敗した一方、自慢の守備でも魅せた。チームが反撃に転じた第2クォーター残り2分30秒、渡邊は相手のゴール下でのシュートを利き腕とは逆の右手でクリーンブロック。すぐさまルーズボールを拾って前方の味方へパスを送ると、これを受けたデイビッド・デュークJr.が空中で相手をかわしながら技ありのリバースレイアップを決めて得点につなげた。
 
 渡邊を起点としたこの一連の速攻には、ベンチで応援に回っていた主力選手たちも大興奮。さらに、NBA公式が連日発表しているリーグのトップ10プレーにも選出された。

 同日はシーズン最終戦ということもあって、全30チームが登場し15試合を実施。そのなかで、渡邊&デュークJr.のプレーは7位にランクイン。渡邊個人としては、昨年11月1日のシカゴ・ブルズ戦(デマー・デローザンをブロックしたプレー)に続き、今季2度目の選出となった。

 なお、この日のNo.1プレーにはフェニックス・サンズのダリアス・ベイズリーが披露したスラムダンクが選出されているが、コメント欄には「トラベリングでは?」「クミンガの方が1位にふさわしい」など、2位に選出されたジョナサン・クミンガ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のダンクを称える声が多く投稿されている。

 日本人史上最長となるNBA5年目の今季、渡邊は出場試合数(58)、平均得点(5.6)、3ポイント成功数(60)、同成功率(44.4%)など、多くの項目で自己ベストを更新。15日からは自身2度目のプレーオフの大舞台が待ち受けている。勢いに乗って、最後の戦いを迎えられそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
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