日本バスケットボール協会は、今年８月に開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ（Ｗ杯）2023」を前に、５試合の強化試合の開催が決定したことを発表した。

「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023太田大会」、「同東京大会」として行なわれ、太田大会では８月２、４日にオープンハウスアリーナ太田（群馬県太田市）でFIBAランキング26位のニュージーランドと２試合を実施。

　東京大会では８月15、17、19日に有明アリーナ（東京都江東区）で、アンゴラ（FIBAランキング41位）、フランス（同５位）、スロベニア（同７位）と対戦する。

　２大会連続のＷ杯に臨む日本代表は、現在ランキング36位。NBAの八村塁と渡邊雄太の本戦出場は未定だが、参加するのであればこの強化試合の時期から合流が見込めるだろう。本番を直前に控え、いずれもＷ杯に参加する４チームと実力を測る絶好の機会となる。
  　特に最後に対戦する２チームは、Ｗ杯でも優勝候補に名を連ねる世界屈指の強豪国だ。フランスはNBAで３度の最優秀守備選手賞に輝いたルディ・ゴベアを中心に、21年の東京五輪で銀メダルを獲得。さらに、今月22日に行なわれるNBAドラフトで、全体１位指名が確実視されるヴィクター・ウェンバンヤマも参戦の可能性を残している。

　スロベニアはNBAを代表する若手スター、ルカ・ドンチッチを擁し、初出場の東京五輪で４位。日本はグループラウンドの２戦目で対戦した際、81－116で敗れている。今回のＷ杯でも日本がグループＥ、スロベニアはグループＦに入っており、互いに１次ラウンドを勝ち上がれば２次ラウンドで再戦することになる。

　今夏のＷ杯は日本の沖縄ほか、フィリピン、インドネシアのアジア３か国で開催。８月25日に各会場で１次ラウンドがスタートし、２次ラウンドを突破した８チームがフィリピンのマニラで行なわれる決勝トーナメントに進む（決勝は９月10日）。

　１次～２次ラウンドを沖縄で戦うグループＥ、Ｆの顔ぶれは以下の通りだ。

■グループＥ　
※カッコ内は２月27日発表の最新FIBAランキング

１ドイツ（11）
２フィンランド（24）
３オーストラリア（3）
４日本（36）

■グループＦ

１スロベニア（7）
２カーボベルデ共和国（64）
３ジョージア（32）
４ベネズエラ（17）

※１次ラウンドは各グループ内での総当たり戦。上位２チームが２次ラウンドに進み、隣のグループの勝ち上がった２チームと対戦する（下位２チームがまわる順位決定戦も同様）。

構成●ダンクシュート編集部