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バスケW杯

新人王のバンケロがアメリカ代表でW杯参戦へ!イタリアとの二重国籍もチームUSA入りを決断【内定メンバー一覧】

ダンクシュート編集部

2023.06.25

デューク大出身で1年目からマジックのエースとして活躍したバンケロがアメリカ代表入りを決めた。(C)Getty Images

デューク大出身で1年目からマジックのエースとして活躍したバンケロがアメリカ代表入りを決めた。(C)Getty Images

 8月25日からフィリピン、日本、インドネシアの3か国共催で行なわれる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。そこで2大会ぶりの優勝を目指すアメリカ代表のロスターが固まりつつある。

 現地時間6月24日、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者ら複数のメディアが、NBA2022-23シーズンの新人王で、オーランド・マジック所属のパオロ・バンケロが大会出場にコミットしたと報じた。アメリカ代表は10人がすでに内定メンバーとして発表されており、これで12枠中11人目が決まったことになる。

 バンケロは昨年のドラフト全体1位でマジックに入団し、1年目は72試合に出場(すべて先発)して新人トップの平均20.0点、6.9リバウンド、3.7アシストをマーク。20歳とは思えぬオールラウンダーぶりを見せ、堂々の新人王に選出された。

 父がイタリア系アメリカ人で、自身もアメリカとイタリアのふたつの国籍を有するバンケロ。2020年にはユーロバスケット(欧州選手権)予選のイタリア代表の候補に選出され、東京五輪への出場も検討していたというが、コロナ禍の延期により同国デビューは幻に終わっていた。
 
 一度代表チームとしてプレーすれば、基本的にその後の国籍変更は不可となるが、バンケロの選択はアメリカ代表にとって大きな助けになるに違いない。今夏のチームUSAは20代の若手を中心に選抜されており、そのなかでも208cmのサイズとアウトサイドでもプレー可能なバンケロはポジションを問わない起用が見込める。さらに、この大会で好感触を得られれば、今後10数年にわたって主軸を担っていってくれるだろう。

 現時点で内定が報じられているアメリカ代表メンバーは下記の11人。残り1人が誰になるのか、そしてチームUSAは東京五輪に続く世界の頂点に立つことができるのか。引き続き注目だ。

■W杯2023アメリカ代表候補
※並びはファミリーネームのアルファベット順。所属は2022-23シーズン、年齢は大会開幕(8月25日)時点

パオロ・バンケロ(マジック/20歳/フォワード)
ミカル・ブリッジズ(ネッツ/26歳/フォワード)
ジェイレン・ブランソン(ニックス/26歳/ガード)
アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブズ/22歳/ガード)
タイリース・ハリバートン(ペイサーズ/23歳/ガード)
ブランドン・イングラム(ペリカンズ/25歳/フォワード)
ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ/23歳/フォワード・センター)
キャメロン・ジョンソン(ネッツ/27歳/フォワード)
ウォーカー・ケスラー(ジャズ/22歳/センター)
ボビー・ポーティス(バックス/28歳/フォワード・センター)
オースティン・リーブス(レイカーズ/25歳/ガード)

構成●ダンクシュート編集部
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