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「これからはサンズの一員として頑張ります!!」スター軍団と契約した渡邊雄太がNBA6シーズン目に向けて意気込み<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.07.05

渡邊のNBAキャリア6年目の所属先は、2021年にファイナルまで勝ち進んだサンズとなった。(C)Getty Images

 7月4日(日本時間5日、日付は以下同)。NBA史上2人目の日本人プレーヤー、渡邊雄太のキャリア6年目が本格的に始動した。

 渡邊は昨季所属したブルックリン・ネッツへ「ブルックリンの皆さん、本当にありがとう。僕はこれからも感謝の気持ちを忘れません。寂しくなります」と別れを告げると、フェニックス・サンズとの契約書へサインする写真をつけて「正式にサインしました!これからはサンズの一員として頑張ります!!」とツイート。

 今夏にネッツから完全FA(フリーエージェント)となっていた渡邊は、6月30日の交渉解禁初日にサンズとの契約合意が報じていた。

 そして4日。サンズは30日のFA交渉解禁初日に契約合意と報じられたミニマム契約の4選手(渡邊、ケイタ・ベイツ・ジョップ、ドリュー・ユーバンクス、チメジー・メトゥ)の入団を正式に発表した。

 フロントコートの一角を務めることが期待されている彼らについて、ジェームズ・ジョーンズGM(ゼネラルマネージャー)はリリースで「ケイタ、ドリュー、チメジー、ユウタの加入は我々の層の厚みにつながります。それぞれが王座獲得を目指す我々に役立つことでしょう」とコメント。
 
 サンズは今夏のFA戦線でトーリー・クレッグ(シカゴ・ブルズと契約)、ジョック・ランデール(ヒューストン・ロケッツと契約)を失ったものの、シュート力が魅力のデイミオン・リー、ディフェンス力に定評があるジョシュ・オコーギーの引き留めに成功。

 6月にはワシントン・ウィザーズとの大型トレードでオールスターガードのブラッドリー・ビールに加え、アイザイア・トッド、ジョーダン・グッドウィンも獲得しており、ロサンゼルス・クリッパーズを退団したエリック・ゴードンとも契約合意と報じられている。

 デビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ディアンドレ・エイトン、キャメロン・ペインという既存戦力に数多くの新加入選手を迅速に加えて今季のロスターを形成したサンズは、フランク・ヴォーゲル新ヘッドコーチの下、フランチャイズ史上初のNBAチャンピオンを目指す。

 昨季の渡邊はネッツでオールスターのデュラント、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)、ベン・シモンズらと共闘したが、新天地のサンズはそれ以上の豪華戦力を誇る。そんなスター軍団で28歳のフォワードはどんな活躍を見せてくれるのか、新シーズンの開幕が待ち遠しいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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