コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)とレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)は、神様マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の後継者と期待され、2000年代以降のNBAを牽引してきた。“史上最高のプレーヤー(GOAT)”にも名前が挙がるほどの2人だが、元NBA選手で現在はアナリストを務めるリチャード・ジェファーソンが両者について語っている。
コビーはキャリア20年でリーグ優勝5回を誇り、歴代2位の1試合81得点、同4位の通算3万3643得点を記録した超絶スコアラー。“マンバメンタリティ”と呼ばれた不屈の闘志と、勝利への飽くなき欲求でライバルたちを蹴散らした。現役引退後の2020年1月にヘリコプター墜落事故に遭い、不慮の死を遂げたが、NBAの歴史を語るうえで欠かせない存在だ。
対するレブロンもキャリア20年でリーグ優勝は4回を数え、2022-23シーズンには不滅と言われたカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)の通算得点記録を塗り替え、同ランキングでトップ(3万8652得点)に立っている。38歳となった昨季も平均28.9点、8.3リバウンド、6.8アシストと衰えを感じさせないプレーを見せた。
幾度となく比較されてきた両者だが、クリーブランド・キャバリアーズ初優勝時(2016年)のメンバーでレブロンとは2年間共闘、コビーともNBAファイナルでしのぎを削ったジェファーソンは、『ESPN』の番組『NBA Today』内で両者を比較し、「私にとって守るのが難しかったのはレブロン・ジェームズだ。レブロンの方が大きかったし(コビーは198cm、レブロンは206cm)、フィジカルも強かった」と、自身の見解を述べている。
ジェファーソンはニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)時代の06-07シーズン、プレーオフのカンファレンス準決勝で若き日のレブロンと対戦。レブロンに平均24.7点、7.3リバウンド、8.5アシストの活躍を許し、ネッツはシリーズ2勝4敗でキャブズに敗れた。
「レブロンが初めてファイナルに進出した時、私たちは(カンファレンス準決勝で)彼と対戦した。(ネッツには)私やヴィンス(カーター)、Jキッド(ジェイソン・キッド)がいた。私たちはベテランで、2人のオールスター、オールNBAチーム選出の選手がいた。Jキッドは殿堂入りしているし、ヴィンスも殿堂入り確実だ。
そんな私たちを(NBA4年目の)22歳のレブロンが破り、さらに続くカンファレンス決勝でもデトロイト(ピストンズ)を下した。結局、NBAファイナルでサンアントニオ(スパーズ)に敗れたが、22歳、23歳の時にすでにレブロンをどうしたら止められるのか分からなかった。彼が38歳となった今も、リーグ全体(の選手)がその答えを探している」
一方、ルーキー時代の02年のNBAファイナルを筆頭に、何度もマッチアップしたコビーに関して、ジェファーソンは「コビーは常にシュートを打つつもりだった。だから、タフなシチュエーションを彼に作らなければいけなかった。彼がシュートを全部決めたら81点。もしシュートを何本か外したら25点だっただろう」と語っている。
ジェファーソンの中では、総合力でコビーを上回る形で、レブロンが“最も守りづらい選手”として刻まれているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
コビーはキャリア20年でリーグ優勝5回を誇り、歴代2位の1試合81得点、同4位の通算3万3643得点を記録した超絶スコアラー。“マンバメンタリティ”と呼ばれた不屈の闘志と、勝利への飽くなき欲求でライバルたちを蹴散らした。現役引退後の2020年1月にヘリコプター墜落事故に遭い、不慮の死を遂げたが、NBAの歴史を語るうえで欠かせない存在だ。
対するレブロンもキャリア20年でリーグ優勝は4回を数え、2022-23シーズンには不滅と言われたカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)の通算得点記録を塗り替え、同ランキングでトップ(3万8652得点)に立っている。38歳となった昨季も平均28.9点、8.3リバウンド、6.8アシストと衰えを感じさせないプレーを見せた。
幾度となく比較されてきた両者だが、クリーブランド・キャバリアーズ初優勝時(2016年)のメンバーでレブロンとは2年間共闘、コビーともNBAファイナルでしのぎを削ったジェファーソンは、『ESPN』の番組『NBA Today』内で両者を比較し、「私にとって守るのが難しかったのはレブロン・ジェームズだ。レブロンの方が大きかったし(コビーは198cm、レブロンは206cm)、フィジカルも強かった」と、自身の見解を述べている。
ジェファーソンはニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)時代の06-07シーズン、プレーオフのカンファレンス準決勝で若き日のレブロンと対戦。レブロンに平均24.7点、7.3リバウンド、8.5アシストの活躍を許し、ネッツはシリーズ2勝4敗でキャブズに敗れた。
「レブロンが初めてファイナルに進出した時、私たちは(カンファレンス準決勝で)彼と対戦した。(ネッツには)私やヴィンス(カーター)、Jキッド(ジェイソン・キッド)がいた。私たちはベテランで、2人のオールスター、オールNBAチーム選出の選手がいた。Jキッドは殿堂入りしているし、ヴィンスも殿堂入り確実だ。
そんな私たちを(NBA4年目の)22歳のレブロンが破り、さらに続くカンファレンス決勝でもデトロイト(ピストンズ)を下した。結局、NBAファイナルでサンアントニオ(スパーズ)に敗れたが、22歳、23歳の時にすでにレブロンをどうしたら止められるのか分からなかった。彼が38歳となった今も、リーグ全体(の選手)がその答えを探している」
一方、ルーキー時代の02年のNBAファイナルを筆頭に、何度もマッチアップしたコビーに関して、ジェファーソンは「コビーは常にシュートを打つつもりだった。だから、タフなシチュエーションを彼に作らなければいけなかった。彼がシュートを全部決めたら81点。もしシュートを何本か外したら25点だっただろう」と語っている。
ジェファーソンの中では、総合力でコビーを上回る形で、レブロンが“最も守りづらい選手”として刻まれているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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