各国のトッププレーヤーが集うバスケットボールの世界最高峰、NBAでは2010年以降スモールボール化やポジションレス化が進み、リーグにはジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/23歳)やルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/24歳)といった若手が次々と主役の座に就いている。そんななか、ベテランのドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が選手たちのバスケットボールIQの問題を指摘し、元NBA選手のギルバート・アリナスもその深刻さに見解を述べている。
事の発端は、NBA優勝4回を誇る33歳のベテランであるグリーンが、パトリック・ベバリー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とラップバトル世界王者ロネがホストを務める『The Pat Bev podcast』に出演した際の主張だった。
「ネクストレベルのバスケットボールIQを持っている選手は多くないと思う。NBAにおいても、必要なだけのバスケットボールIQを持っている選手は多くない。NBA全体で60%未満と言っても過言ではないだろう。大雑把な概算だけど、彼らにはIQがない。バスケットボールのゲームを理解することは、このリーグで最も重要なスキルのひとつだ。それによってすぐに差がつくからね。
ステフ・カリーのジャンプショットのように極端ではないかもしれないけど、バスケットボールIQがあれば他の選手たちより優位に立つことができる。なぜなら、多くの選手がゲームを理解していないからだ」
近年は、大学を1年で去ってNBA入りする選手が多く、1980~90年代に大学で2年以上を過ごしていたのが主流だった時代と比べて経験で劣るのが実情だ。アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト『Gil's Arena』で、グリーンの意見に対する感想を求められ、「60%? リーグは若くなったし、もっと低いだろう」と率直に応えた。
「AAU(アマチュア運動連合)出身で、大学で1年過ごしただけでは、本当の意味でゲームを理解していた1980年代、90年代のようなバスケットボールIQは得られない。(NBA選手の)80~85%はIQが低く、コート上での臨機応変な戦略対応に難がある。半分の選手たちはタイムアウトでコーチが指示を出している時、ベンチに座って『俺はどうしたらいいんだ?』って感じさ」
80年代で言えばマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)やラリー・バード(元ボストン・セルティックス)、アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)、90年代ではマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、それ以降ではコビー・ブライアント(元レイカーズ)やレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)といった名選手たちが素晴らしいプレーを見せてきた。
しかし近年の選手たちのほとんどは、バスケIQに課題を抱えていると、アリナスも強く主張していた。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】日米識者10人が厳選!ジョーダン、コビーらNBA最強スコアラーTOP10をお届け!
事の発端は、NBA優勝4回を誇る33歳のベテランであるグリーンが、パトリック・ベバリー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とラップバトル世界王者ロネがホストを務める『The Pat Bev podcast』に出演した際の主張だった。
「ネクストレベルのバスケットボールIQを持っている選手は多くないと思う。NBAにおいても、必要なだけのバスケットボールIQを持っている選手は多くない。NBA全体で60%未満と言っても過言ではないだろう。大雑把な概算だけど、彼らにはIQがない。バスケットボールのゲームを理解することは、このリーグで最も重要なスキルのひとつだ。それによってすぐに差がつくからね。
ステフ・カリーのジャンプショットのように極端ではないかもしれないけど、バスケットボールIQがあれば他の選手たちより優位に立つことができる。なぜなら、多くの選手がゲームを理解していないからだ」
近年は、大学を1年で去ってNBA入りする選手が多く、1980~90年代に大学で2年以上を過ごしていたのが主流だった時代と比べて経験で劣るのが実情だ。アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト『Gil's Arena』で、グリーンの意見に対する感想を求められ、「60%? リーグは若くなったし、もっと低いだろう」と率直に応えた。
「AAU(アマチュア運動連合)出身で、大学で1年過ごしただけでは、本当の意味でゲームを理解していた1980年代、90年代のようなバスケットボールIQは得られない。(NBA選手の)80~85%はIQが低く、コート上での臨機応変な戦略対応に難がある。半分の選手たちはタイムアウトでコーチが指示を出している時、ベンチに座って『俺はどうしたらいいんだ?』って感じさ」
80年代で言えばマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)やラリー・バード(元ボストン・セルティックス)、アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)、90年代ではマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、それ以降ではコビー・ブライアント(元レイカーズ)やレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)といった名選手たちが素晴らしいプレーを見せてきた。
しかし近年の選手たちのほとんどは、バスケIQに課題を抱えていると、アリナスも強く主張していた。
構成●ダンクシュート編集部
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