8月25日に開幕するバスケットボールワールドカップを控えた男子日本代表(FIBAランキング36位)は現在、他国との強化試合で最後の仕上げに入っている。2日に群馬県のオープンハウスアリーナ太田で行なわれたニュージーランド(同26位)戦では、格上相手に79-72で逆転勝利を収めた。
試合後、キャプテンの富樫勇樹は「もちろん課題はたくさん見えました」としながらも、「それでも勝っていくことが大事だと思いますし、(渡邊)雄太やジョシュ(ホーキンソン)がいなかったり、河村(勇輝)が復帰1戦目とか、探せばいろんな言い訳ができたと思いますけど、それを誰もせず、勝ちを目指してプレーしたので、結果につながってよかったです」と手応えを語った。
自身は先発ポイントガードとしてチームの先陣を切り、後半だけで11得点と持ち前の攻撃力を発揮。約2か月ぶりの実戦となった河村、シューティングガードとの兼任となる西田優大と、3人の司令塔が代わる代わるゲームをコントロールした。
復帰戦から7得点に加え両チーム最多の7アシストと存在感を放った河村について、富樫は「常々言ってますけど、彼の活躍には驚いていない」と実力を認め、西田については「(PGとして)普段リーグでやってなくて、学生時代を含めほとんど経験がないと思いますけど、落ち着いてやれている」と称賛。「3人ポイントガードがいますけど、タイプが違うので、助け合いながらやっていきたい」と共闘を誓った。
7月30日に30歳になったキャプテンは、22歳にしてこの日チーム最多の13得点をあげた富永啓生についても言及。たまたま隣に居合わせた富永に目をやりながら、「彼は試合に出たくてウズウズしています」とベンチスタートだった後輩の気持ちを代弁すると、「1分に1点取る男ですから」と若きシューターを評した。
話を振られた富永も「1分に1点を目標に」と答えると、「本当に(7月からの)5試合で平均して1分に1点くらい取ってると思います。計算してみてください」と富樫キャプテン。
実際に、富永は7月8、9日のチャイニーズ・タイペイ戦では第1戦に12分38秒の出場で12得点、2戦目は18分39秒で13得点、同22、23日の韓国戦では1戦目に13分13秒で13得点、2戦目に17分32秒で12得点を記録。さらにこのニュージーランド戦では12分39秒の出場で13得点と、ほぼ"1分につき1点"のペースで得点を重ねている。「打てば入る気がする」というキャプテンの言葉も納得だ。
富樫は続けて、泥臭いハッスルプレーで勝利に貢献した川真田紘也についても「彼の活躍が嬉しくない選手はいないんじゃないですか」と25歳のムードメーカーの働きを讃えた。
「最初は練習生から(代表に)入って、今(候補の)15人に残っている。ああいう性格なのでトムさんに怒られることも多いですけど、彼の活躍はみんな嬉しい」
若手の成長に目を細める富樫キャプテン率いる日本代表は、4日19時より、同アリーナにてニュージーランドと第2戦を戦う。
構成●ダンクシュート編集部
試合後、キャプテンの富樫勇樹は「もちろん課題はたくさん見えました」としながらも、「それでも勝っていくことが大事だと思いますし、(渡邊)雄太やジョシュ(ホーキンソン)がいなかったり、河村(勇輝)が復帰1戦目とか、探せばいろんな言い訳ができたと思いますけど、それを誰もせず、勝ちを目指してプレーしたので、結果につながってよかったです」と手応えを語った。
自身は先発ポイントガードとしてチームの先陣を切り、後半だけで11得点と持ち前の攻撃力を発揮。約2か月ぶりの実戦となった河村、シューティングガードとの兼任となる西田優大と、3人の司令塔が代わる代わるゲームをコントロールした。
復帰戦から7得点に加え両チーム最多の7アシストと存在感を放った河村について、富樫は「常々言ってますけど、彼の活躍には驚いていない」と実力を認め、西田については「(PGとして)普段リーグでやってなくて、学生時代を含めほとんど経験がないと思いますけど、落ち着いてやれている」と称賛。「3人ポイントガードがいますけど、タイプが違うので、助け合いながらやっていきたい」と共闘を誓った。
7月30日に30歳になったキャプテンは、22歳にしてこの日チーム最多の13得点をあげた富永啓生についても言及。たまたま隣に居合わせた富永に目をやりながら、「彼は試合に出たくてウズウズしています」とベンチスタートだった後輩の気持ちを代弁すると、「1分に1点取る男ですから」と若きシューターを評した。
話を振られた富永も「1分に1点を目標に」と答えると、「本当に(7月からの)5試合で平均して1分に1点くらい取ってると思います。計算してみてください」と富樫キャプテン。
実際に、富永は7月8、9日のチャイニーズ・タイペイ戦では第1戦に12分38秒の出場で12得点、2戦目は18分39秒で13得点、同22、23日の韓国戦では1戦目に13分13秒で13得点、2戦目に17分32秒で12得点を記録。さらにこのニュージーランド戦では12分39秒の出場で13得点と、ほぼ"1分につき1点"のペースで得点を重ねている。「打てば入る気がする」というキャプテンの言葉も納得だ。
富樫は続けて、泥臭いハッスルプレーで勝利に貢献した川真田紘也についても「彼の活躍が嬉しくない選手はいないんじゃないですか」と25歳のムードメーカーの働きを讃えた。
「最初は練習生から(代表に)入って、今(候補の)15人に残っている。ああいう性格なのでトムさんに怒られることも多いですけど、彼の活躍はみんな嬉しい」
若手の成長に目を細める富樫キャプテン率いる日本代表は、4日19時より、同アリーナにてニュージーランドと第2戦を戦う。
構成●ダンクシュート編集部
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