ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、2009年にNBA入りして以降、輝かしいキャリアを築き上げてきた。そのなかでも個人として特筆すべきなのが、満票でのシーズンMVP受賞と、2021年に通算3ポイント成功数で歴代1位に立ったことだろう。
2014-15シーズンに始めてMVPに選ばれたカリーは、続く2015-16シーズン、前年以上のハイパフォーマンスを披露。73勝9敗のリーグ新記録を樹立したウォリアーズの絶対的エースとして、得点王(30.1点)、スティール王(2.1本)、フリースロー成功率1位(90.8%)の三冠に輝いたほか、1シーズンにおける歴代最多となる402本の3ポイントを沈め、史上初の満場一致でのシーズンMVPに輝いた。
そして2021年12月14日、敵地マディソンスクエア・ガーデンでのニューヨーク・ニックス戦での第1クォーター中盤。カリーは通算2974本目の3ポイントを沈め、レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)を抜いて歴代1位に浮上した。
このふたつの偉業について「どちらが嬉しいか」と『Complex Sports』で問われたカリーは、「満場一致でのMVPだね」と回答。ただ、“史上初”という枕詞は自分ではなく、偉大なる怪物センターに付くべきだったと謙遜した。
「僕が最初にそうなるべきではなかったのは十分に理解しているよ。シャックが受賞した時、彼は間違いなく満場一致のはずだった。そうはならなかったけどね」
カリーが言及したのは、“シャック”ことシャキール・オニールがMVPを受賞した1999-2000シーズン。この年シャックは得点王(29.7点)とフィールドゴール成功率1位(57.4%)に輝いたほか、平均13.6リバウンド、3.0ブロックとインサイドを支配し、ロサンゼルス・レイカーズを67勝15敗(勝率81.7%)のリーグ最高成績に導いてみせた。
当然、圧倒的な得票数でMVPレースを制したものの、『CNN Sports』の記者がアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)に1位票を投じたため、満場一致での受賞はならず。カリーはこの時のシャックこそが初の満票MVP受賞者になるべきだったと考えているようだ。
また、カリーはこのインタビュー内で「一緒にプレーしたかった選手は誰か」という問いに「おそらくシャックだろうね。あの圧倒的なプレーを間近で見られるんだから」と、そのレジェンドビッグマンを指名。さらに対戦したかった選手には「マイケル」と即答し、“神様”マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)との激突を望んだ。
もしカリーがシャックと組み、ジョーダンと試合をしたら——。バスケットボール史に残る死闘が繰り広げられることは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
2014-15シーズンに始めてMVPに選ばれたカリーは、続く2015-16シーズン、前年以上のハイパフォーマンスを披露。73勝9敗のリーグ新記録を樹立したウォリアーズの絶対的エースとして、得点王(30.1点)、スティール王(2.1本)、フリースロー成功率1位(90.8%)の三冠に輝いたほか、1シーズンにおける歴代最多となる402本の3ポイントを沈め、史上初の満場一致でのシーズンMVPに輝いた。
そして2021年12月14日、敵地マディソンスクエア・ガーデンでのニューヨーク・ニックス戦での第1クォーター中盤。カリーは通算2974本目の3ポイントを沈め、レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)を抜いて歴代1位に浮上した。
このふたつの偉業について「どちらが嬉しいか」と『Complex Sports』で問われたカリーは、「満場一致でのMVPだね」と回答。ただ、“史上初”という枕詞は自分ではなく、偉大なる怪物センターに付くべきだったと謙遜した。
「僕が最初にそうなるべきではなかったのは十分に理解しているよ。シャックが受賞した時、彼は間違いなく満場一致のはずだった。そうはならなかったけどね」
カリーが言及したのは、“シャック”ことシャキール・オニールがMVPを受賞した1999-2000シーズン。この年シャックは得点王(29.7点)とフィールドゴール成功率1位(57.4%)に輝いたほか、平均13.6リバウンド、3.0ブロックとインサイドを支配し、ロサンゼルス・レイカーズを67勝15敗(勝率81.7%)のリーグ最高成績に導いてみせた。
当然、圧倒的な得票数でMVPレースを制したものの、『CNN Sports』の記者がアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)に1位票を投じたため、満場一致での受賞はならず。カリーはこの時のシャックこそが初の満票MVP受賞者になるべきだったと考えているようだ。
また、カリーはこのインタビュー内で「一緒にプレーしたかった選手は誰か」という問いに「おそらくシャックだろうね。あの圧倒的なプレーを間近で見られるんだから」と、そのレジェンドビッグマンを指名。さらに対戦したかった選手には「マイケル」と即答し、“神様”マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)との激突を望んだ。
もしカリーがシャックと組み、ジョーダンと試合をしたら——。バスケットボール史に残る死闘が繰り広げられることは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
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