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NBA

元ダンク王のグリフィンが昨季を回想「ボストンでプレーすることは、ベストな経験のひとつになった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.08.24

昨季のグリフィンは41試合で自己ワーストの平均4.1点に終わったが、ボストンで過ごした日々は「ベストな経験のひとつになった」という。(C)Getty Images

昨季のグリフィンは41試合で自己ワーストの平均4.1点に終わったが、ボストンで過ごした日々は「ベストな経験のひとつになった」という。(C)Getty Images

 8月21日(日本時間22日)に公開された『Fore Play Golf』のポッドキャスト番組に、昨季ボストン・セルティックスでプレーしたブレイク・グリフィンが出演した。

 206㎝・113㎏のパワーフォワードはキャリア13年目の昨季、41試合の出場で平均4.1点、3.8リバウンド、1.5アシストを残した。

 ロサンゼルス・クリッパーズでデビューした2011年の新人王は、在籍時に超人的な身体能力を武器に豪快なダンクを連発して話題を呼び、8シーズンで平均20点超え。さらにルーキーイヤーのスラムダンク・コンテストで優勝を果たし、オールスターには6度、オールNBAチームには5度選ばれた。しかし近年はケガやチーム事情によって出場時間が激減し、ジャーニーマン化している。

 34歳のビッグマンは番組内で「ボストンは信じられない場所。ボストンに住んで、ボストンでプレーすることは、自分のなかでもベストな経験のひとつになった。それにファンのみんなも最高だったよ」と回想。

 昨季のセルティックスは、イースタン・カンファレンス2位の57勝25敗(勝率69.5%)でレギュラーシーズンを終え、プレーオフではカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったものの、マイアミ・ヒートに3勝4敗で敗れてシーズンを終えた。
 
 昨季のチームにはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンというリーグ最高級のウイングデュオに加え、マーカス・スマート(現メンフィス・グリズリーズ)やアル・ホーフォード、デリック・ホワイト、マルコム・ブログドン、ロバート・ウィリアムズ三世らが在籍。

 各ポジションに実力者が揃っていたチームでグリフィンは大黒柱のテイタムを絶賛していた。

「あのチームにいた選手たちは素晴らしいグループを形成していた。特にジェイソン・テイタム、彼は本物のスーパースターだ。それに彼はものすごく謙虚で、チームのみんな、それにスタッフ全員に話しかけるんだ」

 昨季終了後、セルティックスはスマートをグリズリーズ、ダニーロ・ガリナーリとマイク・マスカーラをワシントン・ウィザーズへ放出し、221㎝のクリスタプス・ポルジンギスを獲得。

 現在のロスターにはホーフォード、ウィリアムズ三世、ルーク・コーネット、そして新加入のポルジンギスとビッグマンの頭数は揃っているように思えるが、ホーフォードは37歳と高齢で、ウィリアムズ三世とポルジンギスは健康面に不安を抱えている。

 チームのフロントは長いシーズンを見据え、元ダンク王のグリフィンを呼び戻すのか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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