バスケW杯

【日本 63-81 ドイツ|採点&寸評】ケガ明けの渡邊雄太、馬場雄大が奮闘も…。Wユウキと富永啓生は力を出し切れず<DUNKSHOOT>

萩原誠(ダンクシュート編集部)

2023.08.26

渡邊は3ポイントが決まらないなかでも20得点、守備でも気を吐いたが、ドイツの壁は厚く…。(C)Getty Images

[FIBAワールドカップ・1次ラウンド第1戦]8月25日(金)@沖縄アリーナ
日本 63-81 ドイツ

日本  |11|20|16|16|
ドイツ |23|30|16|12|

【日本代表|チーム採点】
2.5

序盤は渡邊雄太と馬場雄大の奮闘で8-10と競り合うも、ドイツのNBAプレーヤー、デニス・シュルーダーとモリッツ・ヴァグナーに内外で自由を許し、第1クォーターを終えて12点ビハインド。第2クォーター終盤にはさらに差を広げられ、結果的にこの差が最後まで響く結果となった。攻撃の要の3ポイントシュートはドイツの33本を上回る35本を放つも、成功は6本止まり(ドイツも成功6本)。成功率は17.1%と目標の40%には遠く及ばず、守備でも相手の高さに苦しめられた。

【日本代表|選手採点】
※採点は5点満点、「0.5」刻みで評価。スタッツの最後の項目は、その選手の出場時の得失点差。出場時間10分以下の選手は原則「評価なし」

PG 富樫勇樹 1.0
出場時間/19分40秒
0得点・2リバウンド・3アシスト
0スティール・0ブロック・-6
フィールドゴール(FG)は5本放って成功ゼロ、フリースローも2本ミスして無得点。ターンオーバーも3つ喫するなど、ドイツのシュルーダーを前に良さを出せず。本来の積極性も影を潜めた。

SG 馬場雄大 4.5
出場時間/29分06秒
15得点・4リバウンド・2アシスト
1スティール・0ブロック・-14
チーム初得点となったスティールからの速攻に始まり、前半はFG4/4で8得点。後半も3ポイントや合わせからのダンク、渡邊のアリウープや河村の3ポイントをアシストするなど最後まで気を吐いた。FG7/10は文句なしだ。
 
SF 原修太 2.0
出場時間/17分17秒
0得点・1リバウンド・0アシスト
0スティール・0ブロック・-6
守備を買われてスターターに大抜擢。そのディフェンスでは一定の働きを見せたものの、勝機をもたらすには至らず。2本放った3ポイントも空砲に終わった。

PF 渡邊雄太 4.0
出場時間/30分39秒
20得点・6リバウンド・2アシスト
1スティール・2ブロック・-9
開始3分でブロック2発、3ポイントも最初の5分までに2本成功と攻守でチームを牽引。3ポイントは2Q以降当たりが来ず、試合を通じて成功率20.0%(2/10)にとどまったが、2ポイントは77.8%(7/9)の高率で沈めた。ケガ明けを感じさせない八面六臂の働きだった。

C ジョシュ・ホーキンソン 3.5
出場時間/24分56秒
9得点・10リバウンド・1アシスト
0スティール・1ブロック・+/-0
前半の3ファウルは痛かったが、後半はインサイドで身体を張り奮戦。試合を通じて両チーム最多となる4本のオフェンシブ・リバウンドを奪ったほか、8本のフリースローを獲得して7本を沈めた。3本中成功ゼロに終わった3ポイントは次戦に期待。
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