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バスケW杯

比江島慎の大活躍にNBA公式も注目!「これはエグイ」と“指差しポーズ”の本家も歓喜の投稿<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.09.01

シュートを決めた後に“指差しポーズ”でチームを鼓舞する比江島。本家NBAのブリッジズも活躍を認めた。(C)FIBA、Getty Images

シュートを決めた後に“指差しポーズ”でチームを鼓舞する比江島。本家NBAのブリッジズも活躍を認めた。(C)FIBA、Getty Images

 FIBAバスケットボールワールドカップは8月31日、沖縄アリーナで順位決定戦の日本対ベネズエラが行なわれ、日本が86-77で逆転勝利を収めた。FIBAランキング36位の日本は、同17位のベネズエラ相手に第4クォーターに最大15点差をつけられながら、残り8分間で33-9と驚異の猛攻を見せ、逆転に成功した。

 劣勢の日本を救ったのが、最年長33歳の比江島慎だ。日本バスケ界の低迷期からチームを支えてきたベテランは、第4クォーターに相手の総得点(15点)を上回る17得点と爆発。4本の3ポイントに逆転のバスケットカウントも決めるなど手のつけられない活躍で、劇的勝利の立役者となった。

 開催国に大会2勝目をもたらした殊勲の働きには、バスケ界の頂点NBAも注目。公式X(旧Twitter)で、ダメ押しとなった比江島の3ポイントシーンを引用し、名前を紹介して大々的に取り上げた。比江島は2019年に若手登竜門のサマーリーグでプレーした経験はあるが、NBAに在籍したことはない。NBA以外の選手を公式アカウントが扱うのは非常に稀なことだ。
 
 さらにこの投稿に反応したのが、NBAブルックリン・ネッツのエースで、今大会のアメリカ代表メンバーでもあるミケル・ブリッジズだ。

 引用された動画内で、比江島はシュートを決めた後、指を3本立て首を横に振りながらベンチを指す“セレブレーション”を披露しているが、このパフォーマンスの本家とも言えるのがブリッジズなのだ。

 27歳のNBAプレーヤーは、NBAの投稿に「いいね」をつけた上で、「This is tough(これはエグイ)」というコメントに泣き顔の絵文字付きで動画をシェア。昨シーズンは渡邊雄太とチームメイトで仲が良かったこともあり、W杯直前の強化試合(対フランス)でも比江島のセレブレーションについて渡邊とSNS上でやり取りを交わしていたが、その流れもあってか日本のベテランの存在を気にかけていたようだ。

 ちなみに、フィリピンのマニラ会場で1次ラウンドを戦ったアメリカは、無傷の3連勝で2次ラウンドに進出。ブリッジズは全試合先発で平均8.3点を記録している。

 対する日本は1次ラウンド突破こそ叶わなかったものの、比江島の活躍もあって目標のアジア最上位まであと1勝としている。来年のパリ五輪の切符がかかった9月2日のカーボベルデとの最終戦、ベテランの活躍はもちろん、ゴール後のパフォーマンスにも注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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