鮮烈なるハイパフォーマンスで観る者を熱狂させた。

　８月31日、「FIBAバスケットボールワールドカップ」の順位決定ラウンドで、FIBAランキング36位の日本代表は同17位のベネズエラと対戦し、86－77の逆転勝利。大会２勝目を挙げて、アジア最上位が手にできるパリ五輪の出場権獲得へ大きく前進した。
【動画】渡邊＆富樫の“愛あるイジり”に比江島がタジタジ！ 歓喜に沸くロッカールームの様子も

　そのゲームで獅子奮迅の働きをみせたのが、比江島慎だ。33歳のベテランは最大15点差をつけられた最終クォーター途中に登場すると、４本の３ポイントを決めるなど一挙17得点を叩き出し、大逆転劇への急先鋒となった。

　試合後、FIBAの公式Ｘ（旧ツイッター）が「おめでとう！まこ！」と日本語で綴り、「なんてゲームだ、日本！」と書き添えてひとつの動画を投稿。取材エリアで撮影されたもので、比江島の肩を抱いた渡邊雄太が照れる“愛すべき先輩”をイジりながらも褒め称える様子を紹介した。

　28歳の渡邊は比江島を指さし、報道陣に向かって「マコは止めれないって。信じてくれないから、マコが。ずっと言ってんのに！」と満面の笑みでコメント。受けた比江島が謙虚に「まあまあまあ」と交わすと、渡邊は「頼むよ」とばかりに胸へバシンと平手を見舞った。

　そこに被せてきたのがキャプテンの富樫勇樹だ。「今日（の比江島）は普通ですから、普通！　何も特別じゃない」と比江島を絶賛すると、ふたたび渡邊が「あれが通常のヒエジマ・マコトですから」と強調した。最後は「しっかりやれよ！」と富樫からも愛のパンチを受けた比江島。後輩ふたりの止まらない愛にタジタジだった。
  　動画では歓喜に沸く日本代表のロッカールームの模様も収録されており、日本のみならず海外のファン・フォロワーからも多くの反応が寄せられた。「ユウタはマジでナイスガイ」「興奮して眠れない」「日本の選手たちよ、素晴らしい勝利だった」「もっと行けジャパン！」「チームスピリットだね」「愛されてるなぁマコ」「最高に面白い！」「最年長めっちゃいじられてる笑」「ロッカールームめっちゃいい雰囲気だな」などなど、コメント欄は好意的な声が溢れている。

　日本は９月２日に行なわれる最終戦、カーボベルデ（FIBAランキング64位）戦に勝利すれば、アジア最上位および来年のパリ五輪出場が確定する。

構成●THE DIGEST編集部

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