ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが開幕から絶好調だ。
現地時間10月24日にシーズンがスタートし、約1週間が経過したNBA。開幕当初は少ないサンプルゆえに、予想外な選手がスタッツランキングの上位に来ることもあるが、3ポイント部門はすでに“世界最高シューター”の独壇場となりつつある。
ここまで5試合に出場しているカリーは、リーグ最多となる61本の3ポイントシュートを放ち、同最多の28本を成功。それぞれの2位がデズモンド・ベイン(グリズリーズ)の49本、ポール・ジョージ(クリッパーズ)とラウリー・マルッカネン(ジャズ)の21本と、早くも独走態勢に入っている。成功率は自己最高ペースの45.9%、平均得点もリーグ4位タイの31.0点と、得点王に輝いた2020-21シーズン(32.0点)に次ぐハイペースだ。
なかでも圧巻だったのは10月30日のニューオリンズ・ペリカンズ戦。この日は第1クォーターから16得点と好調で、2点リードで迎えた後半には24得点を奪取。結局、30分間の出場で7本の3ポイントを含む42得点を奪ってみせた。
就任10年目を迎えたスティーブ・カーHCも、称賛の言葉を惜しまない。ペリカンズ戦後の会見で「シーズン序盤にこれほどホットなステフを見たことがあるか」と問われた指揮官は、「ノー」と答えると次のように語った。
「記録や数字についてはわからないけど、彼は極めてホットだよ。アメイジングだ。35歳にして過去最高の状態にいるよ。彼はオフシーズンのたびにワークアウトに励んできた。さらに成長する方法を模索し続けているんだ。常に自分を高める方法を探している。彼がステフ・カリーであるのには理由があるんだ」
その2日後のサクラメント・キングス戦では4本の3ポイントを決め、自身が持つ連続成功記録を250試合にまで伸ばしたカリー。この記録は2018年12月1日から継続中で、なんと6シーズンにまたがって、出場した全試合で最低1本は3ポイントを決め続けている。ちなみに、同記録の2位もカリーで連続157試合、3位がカイル・コーバーの127試合だ。
今季1試合あたりにおける3ポイント成功数は平均5.6本。これはNBA史上最多となるシーズン402本の大記録を作った2015-16シーズンの5.1本を上回るペースだ。もちろん今季はまだ始まったばかりで時期尚早ではあるが、仮にこのままフル出場を果たした場合、459本の成功数を記録する計算になる。
王座奪還を目指すチームも4勝1敗と好スタートを切った新シーズン。成長を続ける35歳のエースからますます目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部
カリーが「3ポイント複数本成功の連続試合数」記録を54に更新!史上初のシーズン出場全試合達成なるか<DUNKSHOOT>
現地時間10月24日にシーズンがスタートし、約1週間が経過したNBA。開幕当初は少ないサンプルゆえに、予想外な選手がスタッツランキングの上位に来ることもあるが、3ポイント部門はすでに“世界最高シューター”の独壇場となりつつある。
ここまで5試合に出場しているカリーは、リーグ最多となる61本の3ポイントシュートを放ち、同最多の28本を成功。それぞれの2位がデズモンド・ベイン(グリズリーズ)の49本、ポール・ジョージ(クリッパーズ)とラウリー・マルッカネン(ジャズ)の21本と、早くも独走態勢に入っている。成功率は自己最高ペースの45.9%、平均得点もリーグ4位タイの31.0点と、得点王に輝いた2020-21シーズン(32.0点)に次ぐハイペースだ。
なかでも圧巻だったのは10月30日のニューオリンズ・ペリカンズ戦。この日は第1クォーターから16得点と好調で、2点リードで迎えた後半には24得点を奪取。結局、30分間の出場で7本の3ポイントを含む42得点を奪ってみせた。
就任10年目を迎えたスティーブ・カーHCも、称賛の言葉を惜しまない。ペリカンズ戦後の会見で「シーズン序盤にこれほどホットなステフを見たことがあるか」と問われた指揮官は、「ノー」と答えると次のように語った。
「記録や数字についてはわからないけど、彼は極めてホットだよ。アメイジングだ。35歳にして過去最高の状態にいるよ。彼はオフシーズンのたびにワークアウトに励んできた。さらに成長する方法を模索し続けているんだ。常に自分を高める方法を探している。彼がステフ・カリーであるのには理由があるんだ」
その2日後のサクラメント・キングス戦では4本の3ポイントを決め、自身が持つ連続成功記録を250試合にまで伸ばしたカリー。この記録は2018年12月1日から継続中で、なんと6シーズンにまたがって、出場した全試合で最低1本は3ポイントを決め続けている。ちなみに、同記録の2位もカリーで連続157試合、3位がカイル・コーバーの127試合だ。
今季1試合あたりにおける3ポイント成功数は平均5.6本。これはNBA史上最多となるシーズン402本の大記録を作った2015-16シーズンの5.1本を上回るペースだ。もちろん今季はまだ始まったばかりで時期尚早ではあるが、仮にこのままフル出場を果たした場合、459本の成功数を記録する計算になる。
王座奪還を目指すチームも4勝1敗と好スタートを切った新シーズン。成長を続ける35歳のエースからますます目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部
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