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NBA

新生シクサーズが始動!古巣復帰のコビントンは「最高の気分」、モリスSr.は「何だってやってみせる」と意気込み<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.03

シクサーズはクリッパーズからコビントン(右)、モリスSr.(左)ら4選手を獲得。好調の波を加速させられるか。(C)Getty Images

シクサーズはクリッパーズからコビントン(右)、モリスSr.(左)ら4選手を獲得。好調の波を加速させられるか。(C)Getty Images

 現地時間11月2日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはホームのウェルズファーゴ・センターでトロント・ラプターズを114-99で下して3連勝を飾った。

 開幕戦はミルウォーキー・バックスに1点差で敗れるも、以降は負けなしで3勝1敗とイースタン・カンファレンス2位につけているシクサーズ。この日はジョエル・エンビードが28得点、13リバウンド、7アシスト、さらにトバイアス・ハリスが23得点、7リバウンド、3スティール、5本の3ポイントを沈めたケリー・ウーブレイJr.が23得点、5リバウンド、タイリース・マキシーが18得点、4アシスト、フルカン・コルクマズが10得点、3スティールをマークして勝利に貢献した。

 1日に成立したトレードで、シクサーズはジェームズ・ハーデン、PJ・タッカー、フィリップ・ペトルシェフをロサンゼルス・クリッパーズへ放出(ペトルシェフはクリッパーズを経てサクラメント・キングスへ移籍)。

 その見返りに、マーカス・モリスSr.、ニコラ・バトゥーム、ロバート・コビントン、ケニョン・マーティンJr.という今季終了後に契約が満了するフォワード4人と、複数のドラフト指名権を手にした。
 
 新加入選手のうち、32歳のコビントンはプロ2年目から4シーズン半をシクサーズで過ごしており、エンビードともプレーした経験を持つ。今季は3試合の出場で平均23.0分、3.0点、2.7リバウンド、2.3アシスト、2.0スティールと得点は不発だが、本来はフロントコートの3ポジションをこなす3&Dタイプの即戦力だ。

 初日のチーム練習後、コビントンは古巣復帰への喜びを語った。

「ここは僕が知名度を高めた場所。戻ってくることができて最高の気分だね。この場所(練習施設)で数え切れないほどの時間を過ごし、練習に費やしてきたんだ。だからこうして戻ることができて嬉しい。ニック(ナースHC)の下で新たな機会を手にしたことに感謝している。この組織は僕にとって特別なんだ」

 5シーズンぶりに共闘するエンビードについては「彼は相変わらずよく喋る。目の前にやってきて、ニヤニヤしながら『ショットを決める準備はできているかい?』って感じだったよ」と再会時のやり取りを明かした。
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