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ハーデンがクリッパーズデビュー戦で17得点、6アシスト。チームは敗戦もレナードは「素晴らしい仕事をした」と称賛<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.11.07

ハーデンはクリッパーズデビュー戦で17得点にチーム最多の6アシストをマークした。(C)Getty Images

 開幕直後にフィラデルフィア・セブンティシクサーズからロサンゼルス・クリッパーズへ電撃移籍したジェームズ・ハーデンが、現地時間11月6日(日本時間7日、日付は以下同)のニューヨーク・ニックス戦で今季初出場&新天地デビューを飾った。

 ラッセル・ウエストブルック、ポール・ジョージ、カワイ・レナード、イビツァ・ズバッツとともに先発メンバーに名を連ねたハーデンは、第1クォーター序盤にピック&ロールからズバッツのレイアップ、さらにディフェンダーを引き付けてウエストブルックの3ポイントを演出する。

 第2クォーター序盤には初得点を奪うと、その後もミドルや3ポイントを高確率で沈め、このクォーターだけで9得点。第3クォーターにはレナードのダンクとレイアップをアシスト、終盤にはディープスリーを決めるなど随所に見せ場を作った。

 クリッパーズは第4クォーターに21-35とニックスに突き放されて97-111で敗れたが、ハーデンは31分間の出場で17得点、3リバウンドにチームトップの6アシスト、フィールドゴール成功率66.7%(6/9)、3ポイント成功率50%(2/4)、フリースロー成功率100%(3/3)と、今年5月のプレーオフ以来のゲームでまずまずの成績を残した。
 
 試合後、ハーデンは「変な気分だった。プレシーズンゲームも、トレーニングキャンプに参加する機会もなかったからね」と切り出し、「ただそこにいて、基本的に手探りでやるだけだった。自分のバスケットボールの直感や、ここ数年でやってきたことを試してみた。俺はコートに出てプレーし、ほかのみんなにとってゲームがやりやすくなるようにした」と今季初戦を振り返った。

 チームを勝利に導くことはできなかったものの、レナードはハーデンのパフォーマンスについて「彼は久しぶりの試合で良い仕事をした。コンディションを整えるには時間がかかる。しかし、彼は素晴らしい仕事をしてくれた。ピック&ロールをうまく使って、みんなを巻き込んでいた」と評価していた。

 8度のオールスター出場経験を持つジョージが「僕がプレーしてきたチームの中で最もタレントが揃っている」と語るように、今季のクリッパーズにはファイナルMVP2回のレナード、シーズンMVP1回のハーデンとウエストブルックに、成長著しいセンターのズバッツ、ベンチにも得点力のあるノーマン・パウエルやボーンズ・ハイランド、万能センターのメイソン・プラムリー、ハーデンとともに加入した3&DのPJ・タッカーら実力者が控えている。

 このチームが噛み合うには多くの時間を要しそうだが、シーズンはまだ始まったばかり。レナード、ジョージ、ウエストブルック、ハーデンの超強力ビッグ4を軸に、フランチャイズ初優勝を目指す新生クリッパーズの動向から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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