現地時間11月15日、NBAはゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに対し、5試合の出場停止処分(無給)を科したことを発表した。
今回の処分は、14日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で起きたコート上のいさかいを加速させてしまったこと、さらにこれまでのスポーツマンシップに反する行為も加味されて下された。
事件が起こったのは第1クォーター残り10分17秒。ウルブズのアンソニー・エドワーズのショットが落ちた後、マッチアップしていたウォリアーズのクレイ・トンプソンとウルブズのジェイデン・マクダニエルズが小競り合いから乱闘に発展。そこでウルブズのルディ・ゴベアは両者のいさかいを沈めようと間に入るも、グリーンが背後からチョークホールドをかける形でゴベアを引きずり倒した。その後、ゴベアを除く3選手に退場処分が命じられた。
NBAはこの日の発表で、トンプソン、マクダニエルズ、ゴベアへそれぞれ2万5000ドル(約377万5000円)の罰金処分も科している。
インシーズン・トーナメントのグループステージの一戦でもあったこの試合は、ホームのウォリアーズが第3クォーターを終えて7点リードしていたが、最終クォーターにウルブズが反撃。終盤は何度もリードが入れ替わる展開となり、残り1分7秒にカール・アンソニー・タウンズの3ポイントで逆転したウルブズが、最終スコア104-101で勝利を収めた。
「クレイが退場すべきだなんてあり得ない。信じられないよ。ルディの両手がクレイの首にあった。そこでドレイモンドがルディへ向かって行ったんだ」
ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はトンプソンの退場には異議を唱えたものの、グリーンの行為が危険だったことは否めない。
この試合、ウォリアーズはステフィン・カリーが右ヒザを痛めたことで欠場。ゴベアは「ステフがプレーしないことで、僕はドレイモンドが退場しようとしていると確信していた。だって、ステフがプレーしない時は毎回、彼はプレーしたくないのさ。彼はどんなことをしてでも退場しようとするのさ」と話していた。
そして問題となった"チョークホールド"については次のように語った。
「彼が僕を掴んできた。彼が掴んだんだ。ただ十分にキマってはいなかった。僕が落ちるには不十分だった。それでも彼はやろうとした。本当にね。本当に落ちてしまう危険もあったけど、そうはならなかった」
この試合を落として4連敗を喫したウォリアーズは、ウエスタン・カンファレンス8位の6勝6敗(勝率50.0%)。一方のウルブズは7連勝でウエスト2位の8勝2敗(勝率80.0%)と、両軍対照的な結果となった。
インシーズン・トーナメントで2連勝のウルブズは、タウンズがゲームハイの33得点に11リバウンド、エドワーズが20得点、4アシスト、3スティール、マイク・コンリーが13得点、8アシスト、ナズ・リードが10得点、ゴベアが9得点、13リバウンド、3ブロックをマーク。
「僕らは試合を通じて落ち着きを保ち、ゲームにフォーカスして素晴らしい仕事ができた。このチームがゲームに臨むうえでいいマインドセットが整っている証さ」とタウンズが言えば、リードも「昨シーズンなら僕らは間違いなく勝てていなかった」と、アクシデントの末に競り勝った貴重な勝利を喜んでいた。
ウルブズはインシーズン・トーナメントの準々決勝進出に大きく前進。一方、ウォリアーズはグリーンがグループステージ第3戦となる24日のサンアントニオ・スパーズ戦まで出場停止の事態に。今回の騒動は、トーナメントの結果にも大きく影響を及ぼしそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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事件が起こったのは第1クォーター残り10分17秒。ウルブズのアンソニー・エドワーズのショットが落ちた後、マッチアップしていたウォリアーズのクレイ・トンプソンとウルブズのジェイデン・マクダニエルズが小競り合いから乱闘に発展。そこでウルブズのルディ・ゴベアは両者のいさかいを沈めようと間に入るも、グリーンが背後からチョークホールドをかける形でゴベアを引きずり倒した。その後、ゴベアを除く3選手に退場処分が命じられた。
NBAはこの日の発表で、トンプソン、マクダニエルズ、ゴベアへそれぞれ2万5000ドル(約377万5000円)の罰金処分も科している。
インシーズン・トーナメントのグループステージの一戦でもあったこの試合は、ホームのウォリアーズが第3クォーターを終えて7点リードしていたが、最終クォーターにウルブズが反撃。終盤は何度もリードが入れ替わる展開となり、残り1分7秒にカール・アンソニー・タウンズの3ポイントで逆転したウルブズが、最終スコア104-101で勝利を収めた。
「クレイが退場すべきだなんてあり得ない。信じられないよ。ルディの両手がクレイの首にあった。そこでドレイモンドがルディへ向かって行ったんだ」
ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はトンプソンの退場には異議を唱えたものの、グリーンの行為が危険だったことは否めない。
この試合、ウォリアーズはステフィン・カリーが右ヒザを痛めたことで欠場。ゴベアは「ステフがプレーしないことで、僕はドレイモンドが退場しようとしていると確信していた。だって、ステフがプレーしない時は毎回、彼はプレーしたくないのさ。彼はどんなことをしてでも退場しようとするのさ」と話していた。
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インシーズン・トーナメントで2連勝のウルブズは、タウンズがゲームハイの33得点に11リバウンド、エドワーズが20得点、4アシスト、3スティール、マイク・コンリーが13得点、8アシスト、ナズ・リードが10得点、ゴベアが9得点、13リバウンド、3ブロックをマーク。
「僕らは試合を通じて落ち着きを保ち、ゲームにフォーカスして素晴らしい仕事ができた。このチームがゲームに臨むうえでいいマインドセットが整っている証さ」とタウンズが言えば、リードも「昨シーズンなら僕らは間違いなく勝てていなかった」と、アクシデントの末に競り勝った貴重な勝利を喜んでいた。
ウルブズはインシーズン・トーナメントの準々決勝進出に大きく前進。一方、ウォリアーズはグリーンがグループステージ第3戦となる24日のサンアントニオ・スパーズ戦まで出場停止の事態に。今回の騒動は、トーナメントの結果にも大きく影響を及ぼしそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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