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ビッグ3デビューはお預けも、サンズが堅守のウルブズ相手に圧巻の133得点!ゴードン「これがスタンダードであるべき」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.17

デュラントと復帰したブッカーが計62得点。今季No.1のディフェンスチーム相手に、サンズが自慢の爆発力を見せつけた。(C)Getty Images

 現地時間11月15日、ホーム3連戦の最終日となったフェニックス・サンズは、ミネソタ・ティンバーウルブズをフットプリント・センターに迎えた。

 ウルブズは前日にゴールデンステイト・ウォリアーズを下して破竹の7連勝を飾るなど勢いに乗っていたが、この日はサンズが誇る破壊力抜群のオフェンスが爆発。今季最多の得点を奪い、133-115でサンズが勝利を収めた。

 ケビン・デュラントが31得点、6リバウンド、6アシストをあげれば、6試合ぶりに復帰したデビン・ブッカーも31得点、4リバウンド、5アシストと両輪が活躍。さらにエリック・ゴードンが15得点、グレイソン・アレンが14得点、ドリュー・ユーバンクスが13得点、4リバウンド、3アシスト、ジョシュ・オコーギーが12得点と計6選手が2桁得点を残したほか、渡邊雄太も3得点、3アシストで勝利に貢献した。

「こういう夜もある。彼らを称えるべきだ。我々は相手を封じ込めることができなかった。彼らは数多くのショットを決めただけでなく、とても快適にプレーしていた」

 敵将クリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)がそう話した通り、この日のサンズはチーム全体でフィールドゴール成功率60.0%(51/85)、3ポイント成功率54.8%(17/31)、フリースロー成功率93.3%(14/15)と面白いようにショットが決まり、アシストも31と理想的なバスケットを展開。
 
 デュラント、ブッカー、ブラッドリー・ビールによるビッグ3のお披露目はビールが背中の痛みのため欠場したことで次戦以降にお預けとなったが、ベテランのゴードンはチームが持つポテンシャルに自信を見せていた。

「僕らはオフェンス面でアンストッパブルだ。そしてこれがスタンダードであるべきなんだ。平均で120、130点も残している。ディフェンス面でNo.1のチーム相手に133点も奪ったんだ。僕らはそれだけ凄いってことさ」

 ゴードンが話したように、今季のウルブズはサンズ戦を終えた時点で、ディフェンシブ・レーティングでリーグベストの105.7を誇っている。相手チームをフィールドゴール成功率43.4%(同1位)、3ポイント成功率33.3%(同4位)に抑え込んでおり、8勝3敗(勝率72.7%)でウエスタン・カンファレンス3位の好位置にいる。

 堅守を誇る相手に猛攻を見せられたことは、サンズの選手たちにとっては大きな自信になるだろう。現在5勝6敗(勝率45.5%)でウエスト9位、首位のデンバー・ナゲッツ(9勝2敗/勝率81.8%)とは4.0ゲーム差があるが、ここから白星を量産して順位を上げていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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