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セルティックスとの“イースト2強対決”に敗れたバックス。リラードは「俺たちにはやるべきことが山ほどある」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.24

リラードはセルティックス戦でチーム2位の27得点をあげたが、勝利には届かなかった。(C)Getty Images

 ボストン・セルティックスは、11月22日(日本時間23日、日付は以下同)にホームのTDガーデンで開催されたミルウォーキー・バックス戦を119-116で制し、今季成績を12勝3敗(勝率80.0%)としてイースタン・カンファレンスならびにリーグベストの座をキープした。

 セルティックスはブラウンが26得点、8アシスト、ジェイソン・テイタムが23得点、11リバウンド、4アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが21得点、6リバウンドとビッグ3が躍動。

 さらにデリック・ホワイトが13得点、4リバウンド、5アシスト、アル・ホーフォードが11得点、8リバウンド、6アシスト、ペイトン・プリチャードとサム・ハウザーがそれぞれ10得点。最終スコアこそ3点差ながら、セルティックスはバックスに1度もリードを許すことはなく、勝利を収めた。

 対するバックスは、ブルック・ロペスがゲームハイの28得点に7リバウンド、デイミアン・リラードが27得点、5リバウンド、5アシスト、2スティール、ヤニス・アデトクンボが21得点、13リバウンド、5アシスト、2スティール、クリス・ミドルトンが12得点、5リバウンド、7アシストをあげた。

 セルティックスの堅守の前に、バックスはフィールドゴール成功率44.6%(45/101)と、シーズン平均の49.4%を大きく下回る結果に。ここまで10勝5敗(勝率66.7%)と勝ち越してはいるものの、リラ―ドにはスロースタートに映っているという。
 
「ショットをたくさん落としてしまった時は、相手がやっていることに注目すべきだ。俺たちのプレーを見てみると、自分たちがうまく遂行しきれていなかった。オフェンスでいいペースではなかったし、エキストラパスも、互いのためのスクリーンもできていなかった。俺たちにはやるべきことが山ほどある」

 そのバックスのゲームプランに影響を与えたのはドリュー・ホリデーだろう。昨季までチームに3シーズン在籍し、今夏にトレードでセルティックス入りした33歳のベテランガードは、フィールドゴール成功率12.5%(1/8)の計5得点に終わるも、8リバウンド、1スティール、1ブロックで勝利に貢献。

 ホリデーはアデトクンボをフィールドゴール成功率40.0%(2/5)に2ターンオーバー、ミドルトンを同33.3%(1/3)に封じるなど、バックスの得点源をスローダウンさせてみせた。

 今季イーストの"2強"に挙げられている両チームはプレーオフでの対戦が期待されるが、レギュラーシーズンのマッチアップも3試合残っている。まずは来年1月11日にバックスの本拠地ファイサーブ・フォーラムで行なわれる第2ラウンドを楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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