現地時間12月13日(日本時間14日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズで主軸を務めるポール・ジョージの単独インタビューが米メディア『PEOPLE』に公開された。
カリフォルニア州パームデール出身のジョージは、フレズノ州大を経て2010年のドラフト1巡目10位でインディアナ・ペイサーズから指名されてNBA入り。これまでペイサーズ、オクラホマシティ・サンダーに在籍し、2019-20シーズンからクリッパーズでプレーしている。
今季でクリッパーズ在籍5年目、キャリア14年目を迎えた33歳のベテランは、オールスター選出8回、オールNBAチーム選出6回、オールディフェンシブチーム選出4回を誇り、リーグ有数の2ウェイプレーヤーとしての地位を築いている。
ロサンゼルスには2つのNBAチームがあり、知名度と人気ではレイカーズがクリッパーズを上回る。幼少期のジョージのアイドルも、キャリア20年間をレイカーズに捧げたコビー・ブライアントだった。
「でも結局のところ、俺たちはともにLAを代表している。そのなかでレイカーズが成功を収めてきた。チャンピオンシップ獲得を通じて、彼らには勝利を重ねたコーチ陣がいる。けど俺たちはクリッパーズでそれを築き上げようとしているんだ」とジョージは言う。
クリッパーズには、ジョージとともに加入したカワイ・レナード(カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)のほか、ラッセル・ウエストブルック(カリフォルニア州ロングビーチ生まれ)、11月のトレードで加わったジェームズ・ハーデン(カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)のビッグ4がいるが、彼らはいずれも地元出身選手たちだ。
球団初優勝を目指して形成された“スーパーカルテット”について、ジョージは次のように語った。
「俺たちは皆、この州、この街を代表することがどんなことかわかっている。俺たちの強固な関係はそれがベースになっているんだ。自分たちの街で挑戦できる機会を嬉しく思っている」
クリッパーズは14日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に勝って今季最長の6連勝。ここ14試合で11勝3敗と調子を上げており、14日終了時点で14勝10敗(勝率58.3%)でウエスタン・カンファレンス7位につけている。
チームは2021年のプレーオフで球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を果たしたとはいえ、過去2シーズンは主力のケガに泣いただけに、今季に懸ける思いは強い。ジョージはクリッパーズファンへの思いを語った。
「このチームのファンは俺たちの味方でいてくれた。だから彼らへ恩返しがしたいんだ。少なくとも彼らにレイカーズファンとトラッシュトークができる機会を与えたいね」
レイカーズはボストン・セルティックスと並んでNBA史上最多の優勝回数を誇るだけでなく、今季から導入された「インシーズン・トーナメント」の初代王者にもなり、本拠地クリプトドットコム・アリーナにはまた新たなバナーが加わることとなった。
チームの実績や歴史は大きく異なるものの、ジョージがクリッパーズに初のチャンピオンシップをもたらすことができるかは、自身のキャリアにおいて重要な意味を持つことは間違いないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
カリフォルニア州パームデール出身のジョージは、フレズノ州大を経て2010年のドラフト1巡目10位でインディアナ・ペイサーズから指名されてNBA入り。これまでペイサーズ、オクラホマシティ・サンダーに在籍し、2019-20シーズンからクリッパーズでプレーしている。
今季でクリッパーズ在籍5年目、キャリア14年目を迎えた33歳のベテランは、オールスター選出8回、オールNBAチーム選出6回、オールディフェンシブチーム選出4回を誇り、リーグ有数の2ウェイプレーヤーとしての地位を築いている。
ロサンゼルスには2つのNBAチームがあり、知名度と人気ではレイカーズがクリッパーズを上回る。幼少期のジョージのアイドルも、キャリア20年間をレイカーズに捧げたコビー・ブライアントだった。
「でも結局のところ、俺たちはともにLAを代表している。そのなかでレイカーズが成功を収めてきた。チャンピオンシップ獲得を通じて、彼らには勝利を重ねたコーチ陣がいる。けど俺たちはクリッパーズでそれを築き上げようとしているんだ」とジョージは言う。
クリッパーズには、ジョージとともに加入したカワイ・レナード(カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)のほか、ラッセル・ウエストブルック(カリフォルニア州ロングビーチ生まれ)、11月のトレードで加わったジェームズ・ハーデン(カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)のビッグ4がいるが、彼らはいずれも地元出身選手たちだ。
球団初優勝を目指して形成された“スーパーカルテット”について、ジョージは次のように語った。
「俺たちは皆、この州、この街を代表することがどんなことかわかっている。俺たちの強固な関係はそれがベースになっているんだ。自分たちの街で挑戦できる機会を嬉しく思っている」
クリッパーズは14日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に勝って今季最長の6連勝。ここ14試合で11勝3敗と調子を上げており、14日終了時点で14勝10敗(勝率58.3%)でウエスタン・カンファレンス7位につけている。
チームは2021年のプレーオフで球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を果たしたとはいえ、過去2シーズンは主力のケガに泣いただけに、今季に懸ける思いは強い。ジョージはクリッパーズファンへの思いを語った。
「このチームのファンは俺たちの味方でいてくれた。だから彼らへ恩返しがしたいんだ。少なくとも彼らにレイカーズファンとトラッシュトークができる機会を与えたいね」
レイカーズはボストン・セルティックスと並んでNBA史上最多の優勝回数を誇るだけでなく、今季から導入された「インシーズン・トーナメント」の初代王者にもなり、本拠地クリプトドットコム・アリーナにはまた新たなバナーが加わることとなった。
チームの実績や歴史は大きく異なるものの、ジョージがクリッパーズに初のチャンピオンシップをもたらすことができるかは、自身のキャリアにおいて重要な意味を持つことは間違いないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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