現地時間12月26日、シカゴ・ブルズは本拠地ユナイテッド・センターにアトランタ・ホークスを迎えた。
チームはザック・ラビーン(右足の炎症)、ニコラ・ヴュチェビッチ(左鼠蹊部の損傷)、トーリー・クレッグ(右足の足底筋膜の捻挫)ら主力を欠きながらも、118-113で勝利。デマー・デローザンがゲームハイの25得点に6アシスト、今季初先発のアンドレ・ドラモンドが24得点、25リバウンド、3スティール、2ブロック、コビー・ホワイトが19得点、5アシスト、アヨ・ドスンムが19得点、7リバウンド、4アシスト、3スティール、ジェボン・カーターが10得点と、チームが一丸となって白星を掴み取った。
直近13試合で9勝と好調なチームは、現在14勝18敗(勝率43.8%)でイースタン・カンファレンス10位。開幕5勝14敗スタートから徐々に持ち直し、プレーイン・トーナメント出場圏内をキープしている。
昨季リーグ5位の111.5を記録したディフェンシブ・レーティングは、今季17位の115.0にダウンしているものの、ホークス戦で11得点、5リバウンド、5アシスト、2スティールの活躍を見せたアレックス・カルーソは、最近の守備の向上に手応えを見せる。
「僕らは昨シーズンと同じ傾向にあると思う。自分たちでコントロール可能なことができている。映像を観て、(コート上の)5人がリバウンドを奪うべく、ボックスアウトできるようになった。そしてファウルはせず、ボールを大切に扱う。そうした小さなことの積み重ねが、先月からよくできているんだ」
カルーソをはじめとした守備巧者たちの奮戦もあり、ブルズは直近5試合のディフェンシブ・レーティングではリーグベストの108.4をマーク。
23日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で15本のオフェンシブ・リバウンドを許し、セカンドチャンスから30得点も奪われたことが堅守に拍車をかけたとカルーソは言う。
「ボックスアウトをして、ファウルはせず、ターンオーバーを抑えることで、バスケットボールでは信じられないことが起こる。試合に勝利できる流れへと変わるんだ」
プレーオフ復帰を目指すブルズの中で、29歳のカルーソは基本的にガードのポジションを務めながら、時にパワーフォワードの選手ともマッチアップするなど特にディフェンス面の貢献度が高い。
自身初のオールディフェンシブ1stチーム入りを飾った昨季は、キャリア6年目で最多となる67試合に出場。今季は6試合を欠場しているとはいえ、平均9.6点、フィールドゴール成功率52.7%、3ポイント成功率44.9%(平均1.5本成功)と、オフェンス面でも自己最高級の数字を残している。
その要因は、アシスタント・アスレティックトレーナーの存在が大きいようだ。
「自分がこなしているプロセスを気に入っている。トレーナー陣が素晴らしいんだ。アーノルド・リーが毎日僕の身体をケアし、ストレッチをして自分の足を正しい状態にしてくれている。そのお陰で自分がプレーできると思える状態にいることができている」
ハードなディフェンス、身体を張ったハッスルプレーの数々でチームを鼓舞するカルーソ。ブルズの躍進には、この男の働きが不可欠だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
チームはザック・ラビーン(右足の炎症)、ニコラ・ヴュチェビッチ(左鼠蹊部の損傷)、トーリー・クレッグ(右足の足底筋膜の捻挫)ら主力を欠きながらも、118-113で勝利。デマー・デローザンがゲームハイの25得点に6アシスト、今季初先発のアンドレ・ドラモンドが24得点、25リバウンド、3スティール、2ブロック、コビー・ホワイトが19得点、5アシスト、アヨ・ドスンムが19得点、7リバウンド、4アシスト、3スティール、ジェボン・カーターが10得点と、チームが一丸となって白星を掴み取った。
直近13試合で9勝と好調なチームは、現在14勝18敗(勝率43.8%)でイースタン・カンファレンス10位。開幕5勝14敗スタートから徐々に持ち直し、プレーイン・トーナメント出場圏内をキープしている。
昨季リーグ5位の111.5を記録したディフェンシブ・レーティングは、今季17位の115.0にダウンしているものの、ホークス戦で11得点、5リバウンド、5アシスト、2スティールの活躍を見せたアレックス・カルーソは、最近の守備の向上に手応えを見せる。
「僕らは昨シーズンと同じ傾向にあると思う。自分たちでコントロール可能なことができている。映像を観て、(コート上の)5人がリバウンドを奪うべく、ボックスアウトできるようになった。そしてファウルはせず、ボールを大切に扱う。そうした小さなことの積み重ねが、先月からよくできているんだ」
カルーソをはじめとした守備巧者たちの奮戦もあり、ブルズは直近5試合のディフェンシブ・レーティングではリーグベストの108.4をマーク。
23日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で15本のオフェンシブ・リバウンドを許し、セカンドチャンスから30得点も奪われたことが堅守に拍車をかけたとカルーソは言う。
「ボックスアウトをして、ファウルはせず、ターンオーバーを抑えることで、バスケットボールでは信じられないことが起こる。試合に勝利できる流れへと変わるんだ」
プレーオフ復帰を目指すブルズの中で、29歳のカルーソは基本的にガードのポジションを務めながら、時にパワーフォワードの選手ともマッチアップするなど特にディフェンス面の貢献度が高い。
自身初のオールディフェンシブ1stチーム入りを飾った昨季は、キャリア6年目で最多となる67試合に出場。今季は6試合を欠場しているとはいえ、平均9.6点、フィールドゴール成功率52.7%、3ポイント成功率44.9%(平均1.5本成功)と、オフェンス面でも自己最高級の数字を残している。
その要因は、アシスタント・アスレティックトレーナーの存在が大きいようだ。
「自分がこなしているプロセスを気に入っている。トレーナー陣が素晴らしいんだ。アーノルド・リーが毎日僕の身体をケアし、ストレッチをして自分の足を正しい状態にしてくれている。そのお陰で自分がプレーできると思える状態にいることができている」
ハードなディフェンス、身体を張ったハッスルプレーの数々でチームを鼓舞するカルーソ。ブルズの躍進には、この男の働きが不可欠だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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