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NBA

自己最高ペースで得点を量産するヒートのヒーロー。“苦手”ウォリアーズ戦を前にカリーを警戒「間違いなく歴代ベストシューターの1人」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.12.28

2019年ドラフト13位のヒーローは、今季平均24.0点。自己最多&チームトップの数字を残している。(C)Getty Images

2019年ドラフト13位のヒーローは、今季平均24.0点。自己最多&チームトップの数字を残している。(C)Getty Images

 マイアミ・ヒートは12月25日(日本時間26日、日付は以下同)に行なわれたフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのクリスマスゲームを119-113で制し、27日を終えた時点で18勝12敗(勝率60.0%)でイースタン・カンファレンス4位につけている。

 3連勝中のヒートは、28日から1月5日にかけてウエスタン・カンファレンスのチームとのアウェー5連戦へ臨む。

 その初戦となる28日の対戦相手はゴールデンステイト・ウォリアーズ。ドレイモンド・グリーンが無期限の出場停止処分、ゲイリー・ペイトン二世が右ふくらはぎの断裂のため離脱しており、現在は15勝15敗(勝率50.0%)でウエスト11位と低迷している。

 とはいえ、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、クリス・ポールら経験豊富なベテラン陣は健在なほか、ジョナサン・クミンガやブランディン・ポジェムスキーといった有望な若手たち、さらにはアンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ダリオ・シャリッチという実力者もおり、決して油断ならない相手だ。
 
 その一戦を翌日に控えた27日。ヒートのタイラー・ヒーローは今季もリーグトップレベルを維持するカリーについて語った。

「素晴らしい選手だ。仮にベストじゃないとしても、間違いなく歴代ベストシューターの1人だよ。彼がいることで数多くの問題を引き起こすし、僕らのディフェンスをくぐり抜けてくるから、何とかして彼とチームのオフェンスを止めなきゃいけない。だから今日はその練習をして、明日のシュートアラウンドでも彼の対策をしていく」

 35歳のカリーは、キャリア15年目の今季もここまで平均27.9点、4.5リバウンド、4.4アシストを残している。相手チームから厳しいマークを受けるなか、3ポイントは成功率41.4%で1試合平均4.8本をヒット。ヒートが敵地チェイス・センターでウォリアーズを倒すためには、カリー対策が不可欠だろう。

 その一方、ジミー・バトラー(ふくらはぎ)、ケイレブ・マーティン(足首)、ジョシュ・リチャードソン(背中)ら故障者の出場が微妙なため、ヒートのオフェンス面でカギを握るのはヒーローと言っていい。
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