セルティックスは12月をリーグベストの12勝2敗(勝率85.7%)で終え、1月2日のオクラホマシティ・サンダー戦こそ123-127で競り負けたものの、26勝7敗(勝率78.8%)で、依然としてリーグベストの成績をキープしている。
平均26.9点を誇るジェイソン・テイタム、平均23.0点のジェイレン・ブラウン、平均20.0点を残すクリスタプス・ポルジンギスというビッグ3が今季のチームの中心だが、在籍3年目を迎えたデリック・ホワイトが存在感を増している点も見逃せない。
スパーズ戦で17得点、3リバウンド、5アシストをマークして勝利に貢献した29歳のコンボガードは、2日のサンダー戦でも19得点、5リバウンド、6アシストと奮闘した。
特に12月は14試合で平均20.3点、4.1リバウンド、5.4アシスト、1.4スティール、1.8ブロックにフィールドゴール成功率50.8%、3ポイント成功率43.5%(平均3.4本成功)、フリースロー成功率95.3%と、オールスター級の成績を残した。
スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は、セルティックス戦前の会見で、NBA入りから最初の約5シーズンをスパーズでプレーしたホワイトの活躍をこう称えていた。
「この上なく誇りに思っている。彼が最初ここへやって来た時、彼は自身がNBAでやっていけると信じていたとは思わない。ただ、彼はGリーグで(プロ生活を)スタートさせてこのチーム(スパーズ)でプレーし、年々成長する姿を私は見てきた。そして今ではボストンで大きな一歩を踏み出しているのだから、観ていて感動している」
ポポビッチHCが語ったように、ホワイトがルーキーシーズンで主戦場としたのはオースティン・スパーズ(スパーズ傘下のGリーグチーム)で、2年目からスパーズでローテーション入りし、スターターの座を勝ち獲ってきた。
2017年のドラフト1巡目29位指名でNBA入りしたホワイトは、セルティックス加入1年目の2022年にNBAファイナルを経験し、昨季はオールディフェンシブ2ndチーム入り。そして今季はオールスター級の成績を残すなど、その成長ぶりは恩師も目を細めるものだったようだ。
「彼はこれまでで最も素晴らしい男の1人であり、その自信を増幅させてきた。これもプロセスなんだ。彼はリーグに6、7年いるのか? 詳しくは分からないが、彼には最高のストーリーがある。一番下(Gリーグ)から始めて、自分を信じて今の自分になるために必要なことをやり続けてきたんだ」
攻守両面で重要な役割をこなすホワイトは、優勝を目指すセルティックスに不可欠な選手としての地位を確立。今季はチームメイトはもちろん、他球団の選手たちからの評価も高いだけに、オールスターへ初選出される可能性もあるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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特に12月は14試合で平均20.3点、4.1リバウンド、5.4アシスト、1.4スティール、1.8ブロックにフィールドゴール成功率50.8%、3ポイント成功率43.5%(平均3.4本成功)、フリースロー成功率95.3%と、オールスター級の成績を残した。
スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は、セルティックス戦前の会見で、NBA入りから最初の約5シーズンをスパーズでプレーしたホワイトの活躍をこう称えていた。
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2017年のドラフト1巡目29位指名でNBA入りしたホワイトは、セルティックス加入1年目の2022年にNBAファイナルを経験し、昨季はオールディフェンシブ2ndチーム入り。そして今季はオールスター級の成績を残すなど、その成長ぶりは恩師も目を細めるものだったようだ。
「彼はこれまでで最も素晴らしい男の1人であり、その自信を増幅させてきた。これもプロセスなんだ。彼はリーグに6、7年いるのか? 詳しくは分からないが、彼には最高のストーリーがある。一番下(Gリーグ)から始めて、自分を信じて今の自分になるために必要なことをやり続けてきたんだ」
攻守両面で重要な役割をこなすホワイトは、優勝を目指すセルティックスに不可欠な選手としての地位を確立。今季はチームメイトはもちろん、他球団の選手たちからの評価も高いだけに、オールスターへ初選出される可能性もあるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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