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日本代表

富永啓生が全米1位撃破の立役者に!42年ぶり快挙に米メディア脚光「エキサイティング」「最も刺激的な選手」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.11

両チーム最多得点の活躍で全米1位撃破の立役者となった富永。日本のシューターが大学バスケ界の主役となった。(C)Getty Images

両チーム最多得点の活躍で全米1位撃破の立役者となった富永。日本のシューターが大学バスケ界の主役となった。(C)Getty Images

 日本人史上4人目のNBA入りを目指し、アメリカの大学最高峰で戦う富永啓生が脚光を浴びている。

 現地時間1月9日、富永が所属するネブラスカ大は、全米ランキング1位に君臨するパデュー大とホームで対戦。身長224cmで昨季の全米最優秀選手ザック・イーディを擁し、今春のNCAAトーナメントでも優勝候補に挙がる強豪を相手に、富永が両チーム最多の19得点をあげる活躍で88-72と完勝を収めた。

 昨夏のワールドカップで日本の躍進に貢献したシューターは、先発出場したこの試合で9本中5本の3ポイントを成功。特に前半は4点ビハインドの残り8分から4本連続で3ポイントを突き刺し、11点リード(41-30)で折り返す立役者となった。

 AP通信が毎週発表するトップ25のランキングにおいて、2018-19シーズンを最後に圏外が続くネブラスカ大が、1位のチームを倒したのは1982年以来初。42年ぶりの快挙を米スポーツ専門局『ESPN』はトップで報じたほか、目の肥えた現地識者たちも金星の主役を次々と絶賛した。

「ケイセイ・トミナガ、ビッグテン(カンファレンス)で最もエキサイティングなプレーヤーだ」(『CBS Sports』のジョン・ロステイン氏)、「私はこの世界のことをあまり知らない。しかしケイセイ・トミナガがカレッジバスケットボールで最も刺激的(ELECTRIC)な選手であることは知っている」(『SportsGrid』のベン・スティーブンス氏)
 
 また、2025年に開催されるFIBAアジアカップの公式Xも富永の活躍を称える記事を掲載。その中で、元NBA選手で2019年からネブラスカ大を指揮するフレッド・ホイバーグHCのコメントを紹介している。

「(インディアナ・ペイサーズ時代)私はクリス・マリンと一緒にプレーしたが、彼は誰よりも純粋なシューターだった。最もクラッチなシューターだったレジー・ミラーともプレーしたし、ラリー・バード(当時ペイサーズHC)とも一緒に戦った。トミナガの仕事に対する姿勢、意欲、プレーにかける情熱はそのような選手たちと比べても遜色ない」

 ホイバーグHC就任以降、激戦区のビッグテン・カンファレンスで負け越しが続くネブラスカ大だが、今季はここまで13勝3敗(カンファレンス内3勝2敗)と絶好調。その原動力となっているのが、チームトップの平均14.6点を稼ぐ富永であるのは言うまでもない。

 大学ラストシーズン、チームを10年ぶりのNCAAトーナメントに導くことはNBA入りを目指すうえで最高のアピール材料になる。さらにその大舞台で今回のような活躍を見せられれば、パリ五輪前に開催される6月のドラフトで指名を得ることも現実味を帯びてくるだろう。“和製カリー”の今後の活躍から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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