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「その大きな身体で殴り返さないと」グリーンへの“告発疑惑”浮上のヌルキッチをシャックが嘲笑「もはやビッグマンと呼べない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.15

グリーンを告発するとの根も葉もない噂が立ったヌルキッチ(左)を、シャック(右)がこき下ろした。(C)Getty Images

 フェニックス・サンズのユスフ・ヌルキッチは、現地時間2023年12月12日(日本時間13日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でポジション争いをしていたドレイモンド・グリーンから顔を殴打されて、コート上に転倒。グリーンはフレイグラントファウル2で退場処分となり、リーグから無期限の出場停止処分が科されるなど大きな反響を呼んだ。

 その後、ヌルキッチがグリーンを訴えるとの噂が浮上すると、殿堂入りセンターのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は"ビッグマン"を名乗るのをやめろと厳しい見解を突きつけている。

 ヌルキッチはウォリアーズ戦の第3クォーター残り8分、ポジション争いをしていたグリーンから顔面を殴打され、コート上に倒れ込んでしばらく起き上がれなかった。グリーンはフレイグラントファウル2をコールされて退場処分。スポーツマンとしてふさわしくない過去の行為の数々も考慮し、NBAから無期限の出場停止処分を科され、最終的に12試合の欠場を余儀なくされた。
 
 ヌルキッチはグリーンとの揉み合い後「首を絞められなくて良かった。彼(グリーン)は腕を振り回している。僕たちはそういった光景をよく見てきたと思う。彼が人生で抱えている何かが良くなることを願っているよ」と、グリーンに対してやや皮肉めいたコメントを残していた。

 グリーンと言えばこれまで、2016年のオクラホマシティ・サンダーとのカンファレンス決勝第3戦でスティーブン・アダムズ(現メンフィス・グリズリーズ)の股間を蹴った(出場停止処分は回避)のに始まり、同年のNBAファイナル第4戦でレブロン・ジェームズ(当時クリーブランド・キャバリアーズ/現レイカーズ)の股間付近を叩き、累積によるペナルティで重要な第5戦を出場停止となった。

 2017年10月のワシントン・ウィザーズ戦ではブラッドリー・ビール(現フェニックス・サンズ)とリバウンドのポジション争いから掴み合いのままコートに引き倒し、2022年10月には当時同僚だったジョーダン・プール(現ワシントン・ウィザーズ)と練習中に衝突して殴り合いの喧嘩に発展。さらに2023年のサクラメント・キングスとのプレーオフ1回戦第2戦でドマンタス・サボニスへの報復行為で腹部を踏みつけたほか、今季のミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではルディ・ゴベアに見舞ったヘッドロックが問題視され、5試合の出場停止処分を喰らった。
 
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ヌルキッチを“ビッグマン失格”呼ばわりするシャック