マイアミ・ヒートのバム・アデバヨは、今季ここまで31試合に出場し、キャリアハイとなる平均21.5点、10.5リバウンドに4.2アシスト、1.0スティール、フィールドゴール成功率50.5%と、充実したシーズンを送っている。
1桁得点に終わったのは1試合のみで、直近13戦でダブルダブルを11度も達成。フリースローは平均試投数7.3本、同成功数5.6本でいずれも自己最高ペースと、攻撃面での成長が著しい。
そんなアデバヨは1月15日(日本時間16日、日付は以下同)に敵地バークレイズ・センターで行なわれたブルックリン・ネッツ戦で異変を感じたという。
ヒートは延長の末に96-95で勝利。両チームともフィールドゴール成功率4割以下とオフェンスが不発ななか、ジミー・バトラーがゲームハイの31得点に5リバウンド、4アシスト、2スティール、タイラー・ヒーローが29得点、11リバウンド、アデバヨが11得点、20リバウンド、4アシストをあげた。
アデバヨはダブルダブルをマークしたものの、フィールドゴール成功率29.4%(5/17)に2ターンオーバーと苦戦。実はこの試合、彼はポストで7度、アイソレーションの場面では2回以上もダブルチームに遭っていた。
17日に地元メディア『The Miami Herald』へ公開された記事で、アデバヨは「違うものだった。これまでとは全然違ったんだ」とネッツ戦を振り返った。
「試合中にあんなにダブルチームされたのは初めてだ。けど(相手から)リスペクトされているサインだったのは間違いないね。映像をしっかり観て、今は相手チームがダブルチームしてくると認識して、また新たに(自分のプレーを)作り上げていく。一番重要なのは、オープンになっている味方を見つけ出すことだ」
2017年のドラフト1巡目14位でヒートに指名されたアデバヨは、1、2年目はベンチからの出場が多かったが、徐々にチーム内での地位を高め、キャリア3年目に先発センターの座を獲得。平均15.9点、10.2リバウンド、5.1アシスト、1.1スティール、1.3ブロックを残しオールスターへ初選出された。
さらに同年から昨季まで3年連続でオールディフェンシブ2ndチームに選出。チームのディフェンシブ・アンカーを務める傍ら、相手のペリメーターの相手にも対応できる柔軟性も兼備する男は、今やリーグ有数の守護神となった。
攻撃では自身の得点だけでなく、バトラーやヒーロー、ダンカン・ロビンソン、ハイメ・ハケスJr.といった仲間のシュート力をサポートすべく、3ポイントエリア付近でスクリーナー役をこなし、ハンドオフから彼らにショットを打たせる重要な仕事も遂行している。
そんなアデバヨ曰く、この日ネッツが仕掛けたディフェンスはこれまでとは異なるものだったようだ。
「変な感じだった。しっくりこなかったわけじゃない。これまで何度かダブルチームされることはあった。でもあんなに毎回されることはなかったんだ。だからプレーし続けられるように精神面で安定感を維持しなきゃいけないし、生産的でいないといけない。僕はリバウンドとディフェンスで貢献したんだ」
シュート不振に苦しみながらも、アデバヨはネッツ戦でチーム最長の43分49秒もコートに立ち、攻守にわたる活躍で勝利に貢献。レギュラーシーズン中盤に相手チームからテストされたことは、彼の向上心をさらに駆り立てるものとなったに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「これだけインパクトを与えているのに」守護神アデバヨの“低評価”にヒート指揮官が疑問「全く理解できない」<DUNKSHOOT>
ヒートの「歴代ベスト5」を選定!PG~SFは文句なし、激戦となったビッグマンは…
モーニング&ハーダウェイーー数々の苦難を乗り越え、戦い続けたヒートのタフガイ・コンビ【NBAデュオ列伝|前編】<DUNKSHOOT>
1桁得点に終わったのは1試合のみで、直近13戦でダブルダブルを11度も達成。フリースローは平均試投数7.3本、同成功数5.6本でいずれも自己最高ペースと、攻撃面での成長が著しい。
そんなアデバヨは1月15日(日本時間16日、日付は以下同)に敵地バークレイズ・センターで行なわれたブルックリン・ネッツ戦で異変を感じたという。
ヒートは延長の末に96-95で勝利。両チームともフィールドゴール成功率4割以下とオフェンスが不発ななか、ジミー・バトラーがゲームハイの31得点に5リバウンド、4アシスト、2スティール、タイラー・ヒーローが29得点、11リバウンド、アデバヨが11得点、20リバウンド、4アシストをあげた。
アデバヨはダブルダブルをマークしたものの、フィールドゴール成功率29.4%(5/17)に2ターンオーバーと苦戦。実はこの試合、彼はポストで7度、アイソレーションの場面では2回以上もダブルチームに遭っていた。
17日に地元メディア『The Miami Herald』へ公開された記事で、アデバヨは「違うものだった。これまでとは全然違ったんだ」とネッツ戦を振り返った。
「試合中にあんなにダブルチームされたのは初めてだ。けど(相手から)リスペクトされているサインだったのは間違いないね。映像をしっかり観て、今は相手チームがダブルチームしてくると認識して、また新たに(自分のプレーを)作り上げていく。一番重要なのは、オープンになっている味方を見つけ出すことだ」
2017年のドラフト1巡目14位でヒートに指名されたアデバヨは、1、2年目はベンチからの出場が多かったが、徐々にチーム内での地位を高め、キャリア3年目に先発センターの座を獲得。平均15.9点、10.2リバウンド、5.1アシスト、1.1スティール、1.3ブロックを残しオールスターへ初選出された。
さらに同年から昨季まで3年連続でオールディフェンシブ2ndチームに選出。チームのディフェンシブ・アンカーを務める傍ら、相手のペリメーターの相手にも対応できる柔軟性も兼備する男は、今やリーグ有数の守護神となった。
攻撃では自身の得点だけでなく、バトラーやヒーロー、ダンカン・ロビンソン、ハイメ・ハケスJr.といった仲間のシュート力をサポートすべく、3ポイントエリア付近でスクリーナー役をこなし、ハンドオフから彼らにショットを打たせる重要な仕事も遂行している。
そんなアデバヨ曰く、この日ネッツが仕掛けたディフェンスはこれまでとは異なるものだったようだ。
「変な感じだった。しっくりこなかったわけじゃない。これまで何度かダブルチームされることはあった。でもあんなに毎回されることはなかったんだ。だからプレーし続けられるように精神面で安定感を維持しなきゃいけないし、生産的でいないといけない。僕はリバウンドとディフェンスで貢献したんだ」
シュート不振に苦しみながらも、アデバヨはネッツ戦でチーム最長の43分49秒もコートに立ち、攻守にわたる活躍で勝利に貢献。レギュラーシーズン中盤に相手チームからテストされたことは、彼の向上心をさらに駆り立てるものとなったに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「これだけインパクトを与えているのに」守護神アデバヨの“低評価”にヒート指揮官が疑問「全く理解できない」<DUNKSHOOT>
ヒートの「歴代ベスト5」を選定!PG~SFは文句なし、激戦となったビッグマンは…
モーニング&ハーダウェイーー数々の苦難を乗り越え、戦い続けたヒートのタフガイ・コンビ【NBAデュオ列伝|前編】<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「これだけインパクトを与えているのに」守護神アデバヨの“低評価”にヒート指揮官が疑問「全く理解できない」<DUNKSHOOT>
- ジャズのマルッカネンがキャリア初、ヒートのアデバヨが2度目の週間MVPに選出!東西の万能ビッグマンがチームを好調に導く|NBA第12週
- 「ここのファンは多くのものを与えてくれる」サボニスが生涯キングス宣言!「ずっと在籍したいと思える場所なんだ」<DUNKSHOOT>
- 八村塁もトレード候補に?アップダウンの激しいシーズンを送るレイカーズが獲得に興味を示す選手とは――<DUNKSHOOT>
- 「彼が最初に成し遂げた」ヨーロッパ出身のGOATにノビツキーを挙げたパーカー「欧州出身選手として道を切り拓いてくれた」<DUNKSHOOT>