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バスケ男子、“アジアの壁”中国に主要国際大会88年ぶり勝利!パリ五輪イヤー連勝発進【アジアカップ予選】<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.02.25

ホーキンソンを中心とした身体を張った守備で中国を苦しめ、アジアカップ予選2連勝スタートを飾った。(C)FIBA

 2月25日、東京都の有明コロシアムにて「FIBAアジアカップ2025予選Window1」が行なわれ、日本代表(FIBAランキング26位)は中国(同29位)と対戦。76-73で勝利を収め、アジアカップ以上の主要国際大会では88年ぶりに中国を破った。

 日本の先発は河村勇輝、比江島慎のガード2人に加え、3日前のグアム戦ではメンバー外だった馬場雄大、吉井裕鷹、ジョシュ・ホーキンソンを入れた5人。立ち上がり、日本は開始5分で3-14と中国に先行を許すも、ホーキンソンの3点プレーを皮切りに途中出場の井上宗一郎の2連続3ポイントですぐさま同点に。

 19-20で迎えた第2クォーターも最初の2分半で8点のリードを許したが、激しい守備からリズムを呼び込む。攻めてもホーキンソンのダンクに河村のジャンパー、さらにテーブス海が3ポイントにドライブから得たフリースローを2本揃えて35-33と逆転。その後は一進一退の攻防を繰り返し、38-38の同点で折り返しとなった。
 
 後半、日本に流れを呼び込んだのは経験豊富な2人のウイング陣。まずは33歳の比江島のスコアでリードを奪うと、28歳の馬場がリバースレイアップにこの日4本目の3ポイントを決めて5点差。第3クォーター残り2分10秒には富樫勇樹の3ポイントも決まって、この試合最大の9点までリードを広げた。

 4点差で迎えた第4クォーター、日本は早々に2点差まで迫られるも、馬場の3点プレーやホーキンソンのブロック&レイアップなどで流れを渡さない。残り5分半からは河村が2本の3ポイントを突き刺すと、相手の反撃を受けた終盤にはダブルチームのスティールからホーキンソンが豪快ダンクを叩き込み勝負あり。日本がアジアの強敵を打ち破った。

 最終的に馬場が24得点、4リバウンド、2アシスト、1スティール、ホーキンソンが14得点、12リバウンド、2スティール、1ブロックと攻守で大貢献。3ポイント成功率はチーム全体で34.4%(11/32)だったなか、それぞれ2本を沈めた河村が12得点、3アシスト、富樫が8得点と続いたほか、無得点ながら守備で身体を張った吉井の奮闘も光った。

「FIBAアジアカップ2025予選」は4チーム×6グループで行なわれ、各組の上位2チームに入れば、来年8月にサウジアラビアで開催されるアジアカップ本戦の出場が決定する(3位のチームは3チーム×2グループによる2次ラウンドを戦い、各組上位2チームが出場権獲得)。

 FIBAランキング26位の日本は中国(29位)、グアム(76位)、モンゴル(100位)と同じグループに入り、Window1ではグアム(○77-56)、中国(○76-73)と対戦。Window2は今年11月(vsモンゴル、vsグアム)、Window3は来年2月(vs中国、vsモンゴル)に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部
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