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NBA

名手アイバーソンは現代なら30点超えは朝飯前?ナゲッツ時代の同僚は「平均45点は取るだろう」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.03.04

アイバーソンの自己ベストは2005-06シーズンにあげた平均33.0点だが、120点超えが日常茶飯事の現代ならさらに数字を伸ばしていただろう。(C)Getty Images

アイバーソンの自己ベストは2005-06シーズンにあげた平均33.0点だが、120点超えが日常茶飯事の現代ならさらに数字を伸ばしていただろう。(C)Getty Images

 殿堂入り選手のアレン・アイバーソンは先日、怪物センターのシャキール・オニール(シャック)との対談で「今なら平均何点取れる?」と尋ねられた際、「(平均)43点」と答えて注目を集めた。現役当時と現在ではリーグ全体のスタイルも違うが、アイバーソンの元同僚であるケニョン・マーティンもその意見に同意している。

 歴代28位の通算2万4368得点を誇るアイバーソンは、1998-99シーズン(平均26.8点)、2000-01シーズン(平均31.1点)、01-02シーズン(平均31.4点)、04-05シーズン(平均30.7点)と計4度の得点王を獲得。「大事なのは身体のサイズじゃない。“ハートのサイズ”だ」の名言とともに、大男たちを切り裂く姿は今なお人々の記憶に刻まれている。

 そんな身長183cmのレジェンドは2月下旬、シャックのポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』に出演した際、「今なら平均何点取れる?」と尋ねられると、「コビー(ブライアント)が平均35点をあげた年に、俺はスコアリングタイトルを奪われた。俺は平均33点だった。もし俺がワイドオープンな今の時代でプレーしたとしたら、当時で33点だから43点までは上がるだろう。(平均)10点の上積みだ」と静かに自信を覗かせていた。
 
 デンバー・ナゲッツでアイバーソンと約2年間共闘したマーティンは、ギルバート・アリナスがホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で「アイバーソンは今なら平均43点を取れると言った」と振られると、「今のNBAだったら、彼がバスケットに向かったら触れることはできない。ジャ(モラント)ほどアスレティックじゃないにしても、彼が自分のプレーをしたら平均45点は取るだろう」と自身の見解を述べた。

 また、現役時代に攻撃的ガードとして活躍したアリナスも、「今のNBAを支配するだろう」と続き、具体的な理由を語っている。

「アイバーソンはまだハーフコートゲーム主体の時代、3ポイントは得意ではなかった(キャリア成功率31.3%)が、平均33点、31点を記録している。今の時代、ショットクロックが20秒残っていてもシュートを打つくらい展開が早い。だから、得点するチャンスが多くなるということだ。スター選手が32~33分くらいしかプレーしていないから、バックアップの選手と対峙する時間も増える。

 今のゲームはよりオープンで簡単になっている。39歳のレブロン(ジェームズ)が平均26点(25.3点)をあげているくらいだ。(ジョエル)エンビードは平均35点(35.3点)を残しているが、彼(アイバーソン)のゲームは基本的にはエンビードのゲームみたいなものだ。ミッドレンジ(シュート)やファウルをもらって(フリースローで)得点を重ねる。今の時代で、もう少し3ポイントを打てると考えれば、より危険な存在だ」

 アリナスは、よりアップテンポなゲームになっている今のNBAは、アイバーソンに合っていると考えているようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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