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「バカげた言い訳だ!」88年ぶりの日本戦黒星→中国のヤオ・ミン会長が発した“ゆる~い敗因分析”に母国メディアが猛反発!「監督をクビにしない?」【男子バスケ】

THE DIGEST編集部

2024.03.11

母国で非難の矢面に立たされているヤオ・ミン会長。写真:西村尚己/アフロスポーツ

母国で非難の矢面に立たされているヤオ・ミン会長。写真:西村尚己/アフロスポーツ

 先月25日に開催された男子バスケットボールのアジアカップ予選で、中国代表は日本代表に73対76で敗れ去った。FIBA(国際バスケットボール連盟)によると主要大会で中国が日本に黒星を喫するのは、実に88年ぶりの出来事。歓喜に沸いた日本とは対照的に、中国国内では代表チームに対して容赦ないバッシングが浴びせられた。
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 そんななか、3月8日になってようやく重い口を開いたのが、中国バスケットボール協会のヤオ・ミン(姚明)会長だ。2メートル29センチのサイズを誇る43歳は、現役時代にNBAで活躍して中国にバスケブームをもたらした国民的英雄。しかしいまや、男女代表チームの度重なる成績不振によって非難の的となっている。

 14日ぶりに公の場に姿を現わしたヤオ・ミン会長は中国メディアの取材に応じ、日本戦の敗因を口にした。「日本はパリ五輪本大会を睨んで、海外でプレーする選手を除いたエリートを揃えてきた。一方、われわれ中国は国際大会での経験も乏しい若手が中心。つまりはチーム再建の手始めで血を入れ替えるタイミングだった」と主張。そのうえで「若手にミスは付き物だが、試合に出場させることで勝利を経験させなければならない。育成のためには勇気を持つ必要があるんだ。必ず成長を掴めると私は信じている」と力説した。

 この発言を受けて、中国のファンやメディアは猛反発。ウェイボー上では「バカげた言い訳など聞きたくない!」「まったく的外れだ」「監督(サーシャ・ジョルジェビッチ)をかばって自分も守った」など、辛辣なコメントが相次いだ。
 
 中国メディア『新浪体育』は「ファンが怒るのも無理はない。監督や会長の退任を求める声が大多数を占めるなか、とうてい納得できない説明だった」とバッサリ。さらに「敗北の原因が選手の年齢や経験不足にあるかのように話し、どう考えてもおかしかった監督の采配に関してはいっさい触れていない。監督をクビにしないのか? 中国にも勝つチャンスは十分にあった。それを台無しにしたのは監督の無策無能が最大の原因だ」と吐き捨てた。

 そして、「ワールドカップとアジア大会は若手中心ではなく、ベストな布陣で臨んだが、それでも結果は不甲斐ないものだったではないか。ヤオ・ミンは監督や自分に責任はないと言い訳をしているだけだ。ファンはそんな言葉に騙されるほど愚かではない」と、最後まで手厳しかった。

構成●THE DIGEST編集部

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