今年2月にロサンゼルス・レイカーズの本拠地、クリプトドットコム・アリーナでコビー・ブライアントの銅像がお披露目された。
2020年1月にヘリコプター墜落事故で41歳の若さで亡くなったレジェンドは、1996年のデビューから2016年までレイカーズ一筋20年を過ごし、優勝5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、オールスターMVP4回、得点王2回、オールNBAチーム選出15回など獲得した賞は枚挙に暇がなく、通算3万3643得点は引退時点で歴代3位&球団1位、16年の引退試合では60得点と、輝かしい実績を残した。
2月8日の除幕式にはコビーの妻であるヴァネッサや、レイカーズOBのカリーム・アブドゥル・ジャバー、マジック・ジョンソン、恩師のフィル・ジャクソン、元チームメイトのデレック・フィッシャー、パウ・ガソルらが来場して盛大に行なわれ、現在はファンの間で人気の撮影スポットとなっている。
銅像は06年1月、コビーがNBA歴代2位の81得点を記録したトロント・ラプターズ戦でコートを去る際のポーズがモチーフになっており、生前のコビーが選んだものだというが、複数の誤植があったことが判明した。
この一件はドイツのジャーナリストがXで画像をポストし、瞬く間にSNSで拡散。誤植は台座に刻印されたボックススコア部分で、当時ラプターズに在籍していたホセ・カルデロン(Jose Calderon)の綴りが「Jose Calderson」、レイカーズのヴォン・ウェイファー(Von Wafer)が「Vom Wafer」、そしてコーチの判断で出場機会がなかった4選手にはDNP-Coach’s Decisionと表記されるはずが、「DNP-Coach’s Decicion」になっている。
ボックススコアはヴァネッサ自身のリクエストだったようで、亡き夫に敬意を表して追加されたほか、06年当時、コビーの子どもは娘1人だったが、銅像の腕のタトゥーには4人の娘全員の名前が記載されている。
レイカーズの広報は「数週間前からこのことを認識しており、すぐに修正できるように取り組んでいる」と発表している。
今回公開されたコビーの銅像は3つのうちのひとつで、今後は24番を着用したキャリア中期~後期のもの、コビーと事故で命を落とした娘ジアナと2人のものが制作されるという。
構成●ダンクシュート編集部
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