NBA界のレジェンドとして語り継がれるコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)は、数々の武勇伝を持つ。生粋の負けず嫌いだったのは広く知られているが、レイカーズ時代の同僚だったラマー・オドムによれば、神様マイケル・ジョーダンよりも自分が上だと豪語していたという。
今回、ポッドキャスト番組『The Knuckleheads』でコビーとのエピソードを語ったのは、1999年のドラフト全体4位指名でNBA入りしたオドムだ。ルーキーイヤーから平均16.6点、7.8リバウンド、4.2アシストを残した万能戦士は、ロサンゼルス・クリッパーズで4年、マイアミ・ヒートで1年プレーし、2004-05シーズンからレイカーズへ活躍の場を移した。当時、オドムはトレード拒否権を持っていたが、コビーの存在が移籍を後押ししたという。
「私はトレードに同意する必要があった。マイアミも(球団社長の)パット・ライリーも、私をトレードする前にある考えを持っていた。シャック(シャキール・オニール)を獲得するためのトレードだったけど、私はLAに戻ってコビーと一緒にプレーできると伝えた。コビーとは16歳の頃、AAU(アマチュア・アスレティック・ユニオン)で出会ってからの付き合いだったんだ」
オドムは2010-11シーズンまでの7年間、レイカーズでプレーしたが、08-09シーズンからはシックスマンとしてチームに貢献。フィル・ジャクソンHC(ヘッドコーチ)とコビーからの打診が大きかったと振り返る。
「彼(ジャクソンHC)は私の元にやってきて、(シックスマンになれという)そんなたわごとを言ってきた。フィル・ジャクソンだからね。コビーも私に電話をしてきて、分析的な話をしてくれた。コビー、私、パウ(ガソル)、ドリュー(アンドリュー・バイナム)がどのように共存して勝つかをね。私はその話をできるだけポジティブに受け取り、受け入れた」
オドムがシックスマンに転向した09-10シーズンにレイカーズは優勝。翌10-11シーズンはカンファレンス準決勝で敗退したが、自身は全82試合に出場(先発35試合)して平均14.4点、8.7リバウンド、3.0アシスト、FG成功率53.0%を記録して最優秀シックスマンに輝いた。この個人賞獲得により、ベンチスタートに対するネガティブな印象は一切なくなったという。
「バスケットボールに関しては現実を見ないといけない。ダラスはアメリカン・フットボールチームの街として知られている。バスケットボールにおいては、レイカーズがアメリカを象徴するチームだと思う」
また、オドムは7年間共闘した1歳年上のコビーから「多くを学べた」と明かす。
「コビーから何も学べなかったら、それは君が愚かだったんだ。コビーはとんでもないスピリットの持ち主だ。バスの中で、自分の方がマイケル(ジョーダン)よりも上だと言っているのを聞いたことがある。クレイジーだなとも思ったけど、コビーが口にすると、彼の原動力がどこにあったか分かるよね。彼はほかの選手と世界が違う。そばにいるだけで楽しかった」
現役時代のオドムにとってコビーは、心を奮い立たされる存在だったようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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「私はトレードに同意する必要があった。マイアミも(球団社長の)パット・ライリーも、私をトレードする前にある考えを持っていた。シャック(シャキール・オニール)を獲得するためのトレードだったけど、私はLAに戻ってコビーと一緒にプレーできると伝えた。コビーとは16歳の頃、AAU(アマチュア・アスレティック・ユニオン)で出会ってからの付き合いだったんだ」
オドムは2010-11シーズンまでの7年間、レイカーズでプレーしたが、08-09シーズンからはシックスマンとしてチームに貢献。フィル・ジャクソンHC(ヘッドコーチ)とコビーからの打診が大きかったと振り返る。
「彼(ジャクソンHC)は私の元にやってきて、(シックスマンになれという)そんなたわごとを言ってきた。フィル・ジャクソンだからね。コビーも私に電話をしてきて、分析的な話をしてくれた。コビー、私、パウ(ガソル)、ドリュー(アンドリュー・バイナム)がどのように共存して勝つかをね。私はその話をできるだけポジティブに受け取り、受け入れた」
オドムがシックスマンに転向した09-10シーズンにレイカーズは優勝。翌10-11シーズンはカンファレンス準決勝で敗退したが、自身は全82試合に出場(先発35試合)して平均14.4点、8.7リバウンド、3.0アシスト、FG成功率53.0%を記録して最優秀シックスマンに輝いた。この個人賞獲得により、ベンチスタートに対するネガティブな印象は一切なくなったという。
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また、オドムは7年間共闘した1歳年上のコビーから「多くを学べた」と明かす。
「コビーから何も学べなかったら、それは君が愚かだったんだ。コビーはとんでもないスピリットの持ち主だ。バスの中で、自分の方がマイケル(ジョーダン)よりも上だと言っているのを聞いたことがある。クレイジーだなとも思ったけど、コビーが口にすると、彼の原動力がどこにあったか分かるよね。彼はほかの選手と世界が違う。そばにいるだけで楽しかった」
現役時代のオドムにとってコビーは、心を奮い立たされる存在だったようだ。
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