日本バスケ界の至宝、八村塁が新たな高みに到達した。
現地時間3月27日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でメンフィス・グリズリーズに136-124で快勝。八村はチーム最多の32得点、10リバウンド、2ブロックをマークして今季初の5連勝に大きく貢献した。
前日のミルウォーキー・バックス戦で16得点、自己最多の14リバウンドを奪った日本のエースは、この日はアウトサイドシュートで魅せる。3ポイントシュートは第1クォーターに放った最初の1本を外しただけで、第2クォーター以降7本連続で成功。NBA5年目で1試合成功数の自己ベストを更新したほか、キャリア初の「30-10」(30得点・10リバウンド以上)&2試合連続ダブルダブルと好調をアピールした。
また、この試合で7本を積み上げたことにより、今季の3ポイント(3P)成功数は82本に。リーグが定める同成功率の規定に到達し、自身初めてシーズン終了後の公式ランキングに名を連ねることが確定した。
27日終了時点で、八村の3P成功率は42.3%(成功82/試投194)でリーグ13位にランク。この試合前の5試合では13本中3本の成功にとどまり40.3%まで下がっていたが、一気に数字を上げてみせた。
今季の3P成功率でリーグ首位に立つのは、フェニックス・サンズのグレイソン・アレンで47.8%(成功186/試投389)。さすがにトップの壁は高いが、八村は1年目の「25本・成功率28.7%(48試合)」から始まり、2年目は「45本・32.8%(57試合)」、3年目は「55本・44.7%(42試合)」と右肩上がりに数字を伸ばしてきたことは称賛に値する。
4年目の昨季は「51本・31.9%(63試合)」と唯一停滞したものの、プレーオフでは16試合で19本・48.7%と飛躍の兆しを見せていた。
さらに今季の八村の成績で特筆すべきは、2ポイントも含めたフィールドゴール(FG)成功率の高さだろう。無駄打ちが少なく、高精度の3Pとペイントエリアで効率よく得点を稼ぎ、シーズンを通じて53.3%を記録。これはリーグ全体でも24位の高さで、ゴール下が主戦場のセンターを除けば9位にランクする。
なお、いずれも規定をクリアした上でFG成功率50%と3P成功率40%を上回っているのは、現時点で八村を含めてリーグに9人だけ(下記参照)。ケビン・デュラントや八村の"完成形"とも言われるカワイ・レナード、"師匠"レブロン・ジェームズなど、錚々たるメンバーの中に名を連ねている。
レギュラーシーズンは残り9試合。プレーオフ争いはもちろん、八村が「50-40」達成なるかにも注目だ。
■NBA3P成功率ランキング
※現地3月27日時点。チーム名は略称。
1位:グレイソン・アレン(サンズ)/47.8%
2位:ルーク・ケナード(グリズリーズ)/45.4%
3位:ドリュー・ホリデー(セルティックス)/44.5%
4位:ノーマン・パウエル(クリッパーズ)/43.7%
5位:ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)/43.6%
6位:アーロン・ネスミス(ペイサーズ)/43.4%
7位:サム・ハウザー(セルティックス)/43.3%
8位:マリーク・ビーズリー(バックス)/42.8%
9位:ディアンジェロ・ラッセル(レイカーズ)/42.5%
10位:ハーバート・ジョーンズ(ペリカンズ)/42.5%
11位:マイク・コンリー(ウルブズ)/42.4%
12位:カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)/42.3%
13位:八村塁(レイカーズ)/42.3%
14位:ケビン・デュラント(サンズ)/42.2%
15位:マイルズ・マクブライド(ニックス)/42.2%
■FG成功率50%・3P成功率40%をクリアしている選手
※現地3月27日時点。選手の並びは3P成功率のランキング(カッコ内の数字)順。
グレイソン・アレン(サンズ)/FG50.8%・3P47.8%(1)
ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)/FG53.6%・3P43.6%(5)
ハーバート・ジョーンズ(ペリカンズ)/FG51.1%・3P42.5%(10)
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)/FG50.6%・3P42.3%(12)
八村塁(レイカーズ)/FG53.3%・3P42.3%(13)
ケビン・デュラント(サンズ)/FG52.9%・3P42.2%(14)
アル・ホーフォード(セルティックス)/FG50.4%・3P42.1%(16)
カワイ・レナード(クリッパーズ)/FG52.4%・3P41.5%(19)
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)/FG53.0%・3P40.5%(30)
構成●ダンクシュート編集部
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現地時間3月27日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でメンフィス・グリズリーズに136-124で快勝。八村はチーム最多の32得点、10リバウンド、2ブロックをマークして今季初の5連勝に大きく貢献した。
前日のミルウォーキー・バックス戦で16得点、自己最多の14リバウンドを奪った日本のエースは、この日はアウトサイドシュートで魅せる。3ポイントシュートは第1クォーターに放った最初の1本を外しただけで、第2クォーター以降7本連続で成功。NBA5年目で1試合成功数の自己ベストを更新したほか、キャリア初の「30-10」(30得点・10リバウンド以上)&2試合連続ダブルダブルと好調をアピールした。
また、この試合で7本を積み上げたことにより、今季の3ポイント(3P)成功数は82本に。リーグが定める同成功率の規定に到達し、自身初めてシーズン終了後の公式ランキングに名を連ねることが確定した。
27日終了時点で、八村の3P成功率は42.3%(成功82/試投194)でリーグ13位にランク。この試合前の5試合では13本中3本の成功にとどまり40.3%まで下がっていたが、一気に数字を上げてみせた。
今季の3P成功率でリーグ首位に立つのは、フェニックス・サンズのグレイソン・アレンで47.8%(成功186/試投389)。さすがにトップの壁は高いが、八村は1年目の「25本・成功率28.7%(48試合)」から始まり、2年目は「45本・32.8%(57試合)」、3年目は「55本・44.7%(42試合)」と右肩上がりに数字を伸ばしてきたことは称賛に値する。
4年目の昨季は「51本・31.9%(63試合)」と唯一停滞したものの、プレーオフでは16試合で19本・48.7%と飛躍の兆しを見せていた。
さらに今季の八村の成績で特筆すべきは、2ポイントも含めたフィールドゴール(FG)成功率の高さだろう。無駄打ちが少なく、高精度の3Pとペイントエリアで効率よく得点を稼ぎ、シーズンを通じて53.3%を記録。これはリーグ全体でも24位の高さで、ゴール下が主戦場のセンターを除けば9位にランクする。
なお、いずれも規定をクリアした上でFG成功率50%と3P成功率40%を上回っているのは、現時点で八村を含めてリーグに9人だけ(下記参照)。ケビン・デュラントや八村の"完成形"とも言われるカワイ・レナード、"師匠"レブロン・ジェームズなど、錚々たるメンバーの中に名を連ねている。
レギュラーシーズンは残り9試合。プレーオフ争いはもちろん、八村が「50-40」達成なるかにも注目だ。
■NBA3P成功率ランキング
※現地3月27日時点。チーム名は略称。
1位:グレイソン・アレン(サンズ)/47.8%
2位:ルーク・ケナード(グリズリーズ)/45.4%
3位:ドリュー・ホリデー(セルティックス)/44.5%
4位:ノーマン・パウエル(クリッパーズ)/43.7%
5位:ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)/43.6%
6位:アーロン・ネスミス(ペイサーズ)/43.4%
7位:サム・ハウザー(セルティックス)/43.3%
8位:マリーク・ビーズリー(バックス)/42.8%
9位:ディアンジェロ・ラッセル(レイカーズ)/42.5%
10位:ハーバート・ジョーンズ(ペリカンズ)/42.5%
11位:マイク・コンリー(ウルブズ)/42.4%
12位:カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)/42.3%
13位:八村塁(レイカーズ)/42.3%
14位:ケビン・デュラント(サンズ)/42.2%
15位:マイルズ・マクブライド(ニックス)/42.2%
■FG成功率50%・3P成功率40%をクリアしている選手
※現地3月27日時点。選手の並びは3P成功率のランキング(カッコ内の数字)順。
グレイソン・アレン(サンズ)/FG50.8%・3P47.8%(1)
ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)/FG53.6%・3P43.6%(5)
ハーバート・ジョーンズ(ペリカンズ)/FG51.1%・3P42.5%(10)
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)/FG50.6%・3P42.3%(12)
八村塁(レイカーズ)/FG53.3%・3P42.3%(13)
ケビン・デュラント(サンズ)/FG52.9%・3P42.2%(14)
アル・ホーフォード(セルティックス)/FG50.4%・3P42.1%(16)
カワイ・レナード(クリッパーズ)/FG52.4%・3P41.5%(19)
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)/FG53.0%・3P40.5%(30)
構成●ダンクシュート編集部
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