夢のNBAファイナルには届かなかったが、八村塁は名門ロサンゼルス・レイカーズの一員として、今プレーオフで大きな存在感を放った。
レブロン・ジェームズとの絶妙なコンビネーションやニコラ・ヨキッチへの身体を張ったディフェンスなど、活躍した要因は多々あるなか、レギュラーシーズンから大きく精度を上げた3ポイントシュートもそのひとつに挙げられる。
デンバー・ナゲッツとのカンファレンス決勝こそ4試合で成功率33.3%(3/9)にとどまったものの、1回戦(対メンフィス・グリズリーズ)は52.4%(11/21)、カンファレンス準決勝(対ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は55.6%(5/9)といずれも5割を超える高数値を記録。プレーオフ全体では16試合で、39本中19本成功の48.7%という数字を残した。
さらに八村は、ワシントン・ウィザーズ時代の2021年にもプレーオフ5試合で3ポイント成功率60.0%(9/15)をマークしており、キャリア通算では51.9%(28/54)という数字に。これはNBAの膨大なデータを扱うサイト『BASKETBALL REFERENCE』において、堂々の歴代No.1にランクされている。
プレーオフの歴代記録において、3ポイント成功率の明確な規定は設けられていないが、同サイトは25本成功をランキング掲載の最低ラインとしている。これにより、現時点では八村がNBAプレーオフの3ポイント成功率記録保持者となった。
同記録のトップ10の顔ぶれは以下の通りだ。
■NBAプレーオフ3ポイント成功率ランキング
※カッコ内は、成功数/試投数。★=現役。
1位八村塁/51.9%(28/54)★
2位ボブ・ハンセン/50.0%(38/76)
3位マイヤーズ・レナード/48.1%(26/54)★
4位セス・カリー/46.8%(87/186)★
5位ラジャ・ベル/46.6%(81/174)
6位ルーク・ケナード/46.3%(38/82)★
7位マット・ブラード/45.8%(27/59)
8位BJ・アームストロング/45.1%(51/113)
8位マイク・ダンリービー/45.1%(51/113)
10位ケニー・スミス/44.8%(117/261)
5割を超えているのは八村と2位のハンセンのみ。ハンセンは80~90年代に主にユタ・ジャズでプレーしたシューティングガードで、現役最終年の92年にはシカゴ・ブルズで優勝を経験している。
3位のレナードは今季ミルウォーキー・バックスに所属も、プレーオフは2試合で3ポイント成功ゼロ。八村とは通算試投数が同じだが、成功数で2本劣っている。4位以下はそれなりに試投・成功数の多い実力派シューターたちが並び、10位には100本以上成功している中ではトップで2度の優勝経験を誇るスミス(元ヒューストン・ロケッツほか)が入った。
ちなみに、成功数のランキングではレギュラーシーズンと同様、ステフィン・カリーが通算618本(試投1557本/成功率39.7%)と首位を独走。501本(試投1237本/成功率40.5%)で2位につける相棒、クレイ・トンプソンに100本以上差をつけている。
今オフは制限付きFAになるとあって、新契約を含めた去就も注目される八村。来季、再びこの舞台に舞い戻り、“プレーオフ男”ぶりを発揮してもらいたい。
構成●ダンクシュート編集部
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レブロン・ジェームズとの絶妙なコンビネーションやニコラ・ヨキッチへの身体を張ったディフェンスなど、活躍した要因は多々あるなか、レギュラーシーズンから大きく精度を上げた3ポイントシュートもそのひとつに挙げられる。
デンバー・ナゲッツとのカンファレンス決勝こそ4試合で成功率33.3%(3/9)にとどまったものの、1回戦(対メンフィス・グリズリーズ)は52.4%(11/21)、カンファレンス準決勝(対ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は55.6%(5/9)といずれも5割を超える高数値を記録。プレーオフ全体では16試合で、39本中19本成功の48.7%という数字を残した。
さらに八村は、ワシントン・ウィザーズ時代の2021年にもプレーオフ5試合で3ポイント成功率60.0%(9/15)をマークしており、キャリア通算では51.9%(28/54)という数字に。これはNBAの膨大なデータを扱うサイト『BASKETBALL REFERENCE』において、堂々の歴代No.1にランクされている。
プレーオフの歴代記録において、3ポイント成功率の明確な規定は設けられていないが、同サイトは25本成功をランキング掲載の最低ラインとしている。これにより、現時点では八村がNBAプレーオフの3ポイント成功率記録保持者となった。
同記録のトップ10の顔ぶれは以下の通りだ。
■NBAプレーオフ3ポイント成功率ランキング
※カッコ内は、成功数/試投数。★=現役。
1位八村塁/51.9%(28/54)★
2位ボブ・ハンセン/50.0%(38/76)
3位マイヤーズ・レナード/48.1%(26/54)★
4位セス・カリー/46.8%(87/186)★
5位ラジャ・ベル/46.6%(81/174)
6位ルーク・ケナード/46.3%(38/82)★
7位マット・ブラード/45.8%(27/59)
8位BJ・アームストロング/45.1%(51/113)
8位マイク・ダンリービー/45.1%(51/113)
10位ケニー・スミス/44.8%(117/261)
5割を超えているのは八村と2位のハンセンのみ。ハンセンは80~90年代に主にユタ・ジャズでプレーしたシューティングガードで、現役最終年の92年にはシカゴ・ブルズで優勝を経験している。
3位のレナードは今季ミルウォーキー・バックスに所属も、プレーオフは2試合で3ポイント成功ゼロ。八村とは通算試投数が同じだが、成功数で2本劣っている。4位以下はそれなりに試投・成功数の多い実力派シューターたちが並び、10位には100本以上成功している中ではトップで2度の優勝経験を誇るスミス(元ヒューストン・ロケッツほか)が入った。
ちなみに、成功数のランキングではレギュラーシーズンと同様、ステフィン・カリーが通算618本(試投1557本/成功率39.7%)と首位を独走。501本(試投1237本/成功率40.5%)で2位につける相棒、クレイ・トンプソンに100本以上差をつけている。
今オフは制限付きFAになるとあって、新契約を含めた去就も注目される八村。来季、再びこの舞台に舞い戻り、“プレーオフ男”ぶりを発揮してもらいたい。
構成●ダンクシュート編集部
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