現地時間4月2日(日本時間3日、日付は以下同)、元NBA選手のアマレ・スタッダマイアー(元フェニックス・サンズほか)が、バスケットボールジャーナリストのブランドン“スクープB”ロビンソンのインタビューに応じた映像がYouTubeへ公開された。
スタッダマイアーはNBAで14シーズンをプレーしたパワーフォワード兼センター。2002-03シーズンの新人王受賞を皮切りに、オールスターに6度、オールNBAチームに5度選出され、7シーズンで平均20点超えを記録した。
現役引退後、サンズ時代の相棒スティーブ・ナッシュがブルックリン・ネッツの指揮官に就任した2020年には、ネッツの選手育成アシスタントとして入閣。2シーズンの間にケビン・デュラント(現サンズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)といったスーパースターを指導した。
なかでもアービングはお気に入りの選手のようで、デューク大時代から注目していたという。3月17日のデンバー・ナゲッツ戦で左手から放って決めた決勝ブザービーターを例に挙げ、次のように絶賛した。
「カイリーは左手で信じられない決勝弾を決めた。とんでもない男だ!彼は素晴らしい才能を秘めた選手。NBAの歴代トップ75に入るべきだ。それに異論はないよな?」
加えて「今はルカとのプレーも見ているよ。俺もダラスでプレーしていたけど、あそこは素晴らしい組織で、あの2人が奏でるコンビネーションを楽しんでいる。見事だよな?俺としては彼らが成長を続けていくことはバスケットボール界にとってもいいことだと思う。あの2人のさらなる成功が楽しみだよ」と、ドンチッチとのコンビにも期待を馳せた。
2021年に発表されたNBAの75周年記念チームに、今もプレーする現役から選ばれたのは10選手。そのうちガードはステフィン・カリー、クリス・ポール(ともにゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデン(ともにロサンゼルス・クリッパーズ)、デイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)の5人だ。
アービングは落選したものの、昨季までのキャリア12シーズンで新人王、8度のオールスター選出、3度のオールNBAチーム選出を誇り、クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年にはNBAチャンピオンにもなっている。
昨年2月のトレードでネッツからマブズへ移籍し、オフに再契約を結んで迎えた今季は平均25.4点、4.9リバウンド、5.2アシストにフィールドゴール成功率49.4%、3ポイント成功率41.3%(平均3.0本成功)、フリースロー成功率90.5%と、見事な成績を残している。
3日時点でマブズは45勝30敗(勝率60.0%)でウエスタン・カンファレンス5位。6位のサンズ、7位のニューオリンズ・ペリカンズ(いずれも45勝31敗/同59.2%)が0.5ゲーム差で迫っているが、昨季逃したプレーオフの出場権をもう少しで勝ち獲ろうとしている。
残り7試合でも白星を積み重ねて、ドンチッチとアービングがプレーオフの舞台で大暴れすることを、スタッダマイアーも楽しみに待っていることだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
スタッダマイアーはNBAで14シーズンをプレーしたパワーフォワード兼センター。2002-03シーズンの新人王受賞を皮切りに、オールスターに6度、オールNBAチームに5度選出され、7シーズンで平均20点超えを記録した。
現役引退後、サンズ時代の相棒スティーブ・ナッシュがブルックリン・ネッツの指揮官に就任した2020年には、ネッツの選手育成アシスタントとして入閣。2シーズンの間にケビン・デュラント(現サンズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)といったスーパースターを指導した。
なかでもアービングはお気に入りの選手のようで、デューク大時代から注目していたという。3月17日のデンバー・ナゲッツ戦で左手から放って決めた決勝ブザービーターを例に挙げ、次のように絶賛した。
「カイリーは左手で信じられない決勝弾を決めた。とんでもない男だ!彼は素晴らしい才能を秘めた選手。NBAの歴代トップ75に入るべきだ。それに異論はないよな?」
加えて「今はルカとのプレーも見ているよ。俺もダラスでプレーしていたけど、あそこは素晴らしい組織で、あの2人が奏でるコンビネーションを楽しんでいる。見事だよな?俺としては彼らが成長を続けていくことはバスケットボール界にとってもいいことだと思う。あの2人のさらなる成功が楽しみだよ」と、ドンチッチとのコンビにも期待を馳せた。
2021年に発表されたNBAの75周年記念チームに、今もプレーする現役から選ばれたのは10選手。そのうちガードはステフィン・カリー、クリス・ポール(ともにゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデン(ともにロサンゼルス・クリッパーズ)、デイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)の5人だ。
アービングは落選したものの、昨季までのキャリア12シーズンで新人王、8度のオールスター選出、3度のオールNBAチーム選出を誇り、クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年にはNBAチャンピオンにもなっている。
昨年2月のトレードでネッツからマブズへ移籍し、オフに再契約を結んで迎えた今季は平均25.4点、4.9リバウンド、5.2アシストにフィールドゴール成功率49.4%、3ポイント成功率41.3%(平均3.0本成功)、フリースロー成功率90.5%と、見事な成績を残している。
3日時点でマブズは45勝30敗(勝率60.0%)でウエスタン・カンファレンス5位。6位のサンズ、7位のニューオリンズ・ペリカンズ(いずれも45勝31敗/同59.2%)が0.5ゲーム差で迫っているが、昨季逃したプレーオフの出場権をもう少しで勝ち獲ろうとしている。
残り7試合でも白星を積み重ねて、ドンチッチとアービングがプレーオフの舞台で大暴れすることを、スタッダマイアーも楽しみに待っていることだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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