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NBA

ブルズ退団後のピッペンが見せた“ベテランの振る舞い”を元同僚が回想「彼は6つのリングが入った箱を私の家に置いていった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.04.26

ブレイザーズ時代のピッペンとの思い出を、当時の後輩のウェルズ(右)が語った。(C)Getty Images

ブレイザーズ時代のピッペンとの思い出を、当時の後輩のウェルズ(右)が語った。(C)Getty Images

 “神様”マイケル・ジョーダンの相棒として知られるスコッティ・ピッペンは、シカゴ・ブルズで2度の3連覇を果たしたのち、ヒューストン・ロケッツで1年、ポートランド・トレイルブレイザーズで4年を過ごした。新たにタイトルを獲得することはできなかったが、ブレイザーズで同僚だったボンジ・ウェルズは、ピッペンとの忘れられないエピソードを回想している。

 ヴィンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)やダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)らと同じ1998年のドラフト全体11位指名でNBA入りしたウェルズ。ブレイザーズ、メンフィス・グリズリーズ、サクラメント・キングス、ロケッツ、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)で計10年間プレーし、ブレイザーズ時代の2001-02シーズンには自己ベストの平均17.0点をマークした。
 
 ブレイザーズで同僚だったラシード・ウォーレスがホストを務めるポッドキャスト『Sheed & Tyler』に出演した際、「プレーオフで優位に立つための鍵」をテーマにトーク。

 ベテランの存在が挙がるなかで、まずはウォーレスがチームの黄金期を支えた1人であるクリフォード・ロビンソン(1989~97年に在籍。ウォーレスは移籍1年目の96-97シーズンに共闘)について触れ、気の抜けたプレーをしていれば「コートから出ていけ!」と雷が落ちたと振り返った。

 するとウェルズは「私にとって、ピップがそんな存在だった」と、1999年10月にロケッツからトレードでやってきたピッペンの名前を挙げた。

「ピップは当時13年目のベテラン。リングも6つ持っていた。(プレーオフで)レイカーズとのゲームを控えたタイミングだった。家のドアベルが鳴ったんだ。でも、ドアを開けたら誰もいなかった。道路を見下ろしたらピップがいて、私に手を振っていた。彼は(ブルズ時代に獲得した)6つのリングが入った箱を私の家に置いていった。『俺のために(リングを)もう1つ加えてくれ』と言っていた。まだカメラ付きの携帯が普及する前の話だけど、ただ彼のことをずっと見ていたのを覚えている。箱の蓋は透明で、そこにリングが全部で6個あった」
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