現地時間5月5日、オハイオ州クリーブランドのロケットモーゲージ・フィールドハウスでオーランド・マジック(第5シード)とクリーブランド・キャバリアーズ(第4シード)のプレーオフ1回戦第7戦が行なわれ、106-94でキャバリア-ズが勝利。シリーズ4勝3敗で6年ぶりの1回戦突破を果たした。
ここまで全6試合ともホームチームが勝利して迎えた運命のシリーズ最終戦。前半はキャブズが3ポイントの不振に苦しむなか、アウェーのマジックがエースのパオロ・バンケロを中心に主導権を握る。第2クォーター残り5分過ぎには最大18点差がついたが、ここからキャブズも盛り返し、なんとか10点差に迫って試合を折り返す。
43-53で迎えた後半、キャブズは前戦で50得点を奪ったエースのドノバン・ミッチェルが奮起。果敢なドライブから立て続けにゴールを奪うと、第3クォーター残り4分9秒にはファウルを受けながらのフローターを決めて同点(64-64)に追いつく。
これで勢いづいたキャブズは、マックス・ストゥルースが2本連続で3ポイントを突き刺し、同クォーター終了時点で76-68と形勢逆転。最終クォーターも攻め手を欠くマジックに対し、ミッチェルや復活したダリアス・ガーランドの3ポイントなどで流れを渡さなかったキャブズが、ホームの大声援を背に勝利を収めた。
大一番でチームを牽引したミッチェルは、後半の24点を含むゲームハイの39得点、9リバウンド、5アシストと躍動。キャリス・ルバートがベンチから15得点、ストゥルースが13得点、ガーランドが12得点、4アシスト、エバン・モーブリーが11得点、16リバウンド、5ブロックと続いた。また、出場時の得失点差でチーム最多の+24を記録したアイザック・オコロの献身的な守備も光った。
キャブズがプレーオフで1回戦を突破したのは、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)を擁して4年連続でNBAファイナルに進出した2018年以来6年ぶり(昨季はニューヨーク・ニックス相手に1回戦敗退)。球団を象徴する“キング”の時代から再建を遂げ、待望のシリーズ勝利を掴んだ。次ラウンドでは第1シードのボストン・セルティックスと対戦する。
一方、後半に41-63と失速したマジックは、2年目のバンケロが38得点、16リバウンドと気を吐くも、2番手スコアラーのフランツ・ヴァグナ-はフィールドゴールを15本中1本しか決められず6得点とブレーキに。今季は固い守備を武器に4年ぶりのプレーオフ進出を果たしたものの、2010年以来のシリーズ勝利にはあと一歩届かなかった。
構成●ダンクシュート編集部
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43-53で迎えた後半、キャブズは前戦で50得点を奪ったエースのドノバン・ミッチェルが奮起。果敢なドライブから立て続けにゴールを奪うと、第3クォーター残り4分9秒にはファウルを受けながらのフローターを決めて同点(64-64)に追いつく。
これで勢いづいたキャブズは、マックス・ストゥルースが2本連続で3ポイントを突き刺し、同クォーター終了時点で76-68と形勢逆転。最終クォーターも攻め手を欠くマジックに対し、ミッチェルや復活したダリアス・ガーランドの3ポイントなどで流れを渡さなかったキャブズが、ホームの大声援を背に勝利を収めた。
大一番でチームを牽引したミッチェルは、後半の24点を含むゲームハイの39得点、9リバウンド、5アシストと躍動。キャリス・ルバートがベンチから15得点、ストゥルースが13得点、ガーランドが12得点、4アシスト、エバン・モーブリーが11得点、16リバウンド、5ブロックと続いた。また、出場時の得失点差でチーム最多の+24を記録したアイザック・オコロの献身的な守備も光った。
キャブズがプレーオフで1回戦を突破したのは、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)を擁して4年連続でNBAファイナルに進出した2018年以来6年ぶり(昨季はニューヨーク・ニックス相手に1回戦敗退)。球団を象徴する“キング”の時代から再建を遂げ、待望のシリーズ勝利を掴んだ。次ラウンドでは第1シードのボストン・セルティックスと対戦する。
一方、後半に41-63と失速したマジックは、2年目のバンケロが38得点、16リバウンドと気を吐くも、2番手スコアラーのフランツ・ヴァグナ-はフィールドゴールを15本中1本しか決められず6得点とブレーキに。今季は固い守備を武器に4年ぶりのプレーオフ進出を果たしたものの、2010年以来のシリーズ勝利にはあと一歩届かなかった。
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