専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「チームのXファクター」ウルブズの主砲エドワーズが同期のマクダニエルズを絶賛!「彼がもたらしてくれるものすべてに感謝」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.05.08

マクダニエルズは腕の長さと機動力を生かしたディフェンスでウルブズの躍進を支えている。(C)Getty Images

マクダニエルズは腕の長さと機動力を生かしたディフェンスでウルブズの躍進を支えている。(C)Getty Images

 ミネソタ・ティンバーウルブズがレギュラーシーズンに続き、プレーオフでも快進撃を続けている。

 レギュラーシーズンではリーグNo.1の堅守を武器に56勝をあげ、ウエストの第3シードでポストシーズンに進むと、ファーストラウンドではデビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビールのビッグ3擁するフェニックス・サンズをスウィープ(4連勝)で撃破。カンファレンス準決勝でも前年王者のデンバー・ナゲッツに対してアウェーで2連勝を飾るなどシリーズを優位に進めている。

 チームの中心はアンソニー・エドワーズ(プレーオフ平均32.3点、6.8リバウンド。5.8アシスト、1.8スティール)とツインタワーのカール・アンソニー・タウンズ(20.7点、9.0リバウンド)、ルディ・ゴベア(13.2点、11.4リバウンド、1.2ブロック)のビッグ3で、彼らの周囲をベテラン司令塔のマイク・コンリー(10.8点、6.8アシスト)、ストッパーのジェイデン・マクダニエルズ(10.3点、5.2リバウンド)、最優秀シックスマンのナズ・リード(11.3点)ら優秀な脇役陣が固めている。

 ディフェンス面では、先日、自身4度目の最優秀守備選手賞に輝いたゴベアに注目が集まりがちだが、献身的なディフェンスでチームを支えているのがマクダニエルズだ。206cm・84kgのフォワードは、1回戦でサンズのブッカーやデュラントに好守備を見せると、カンファレンス準決勝でもナゲッツの得点源の一角であるジャマール・マレーを平均12.5点、フィールドゴール成功率28.1%に抑えている。
 
 マクダニエルズは2020年のドラフト1巡目28位でロサンゼルス・レイカーズに指名され、当日のトレードでウルブズへ。211cmのウイングスパンと機動力を生かしたディフェンス力を武器にルーキーイヤーからローテーション入りを果たすと、キャリア3年目の2022-23シーズンから先発に定着。開幕前にチームと5年1億3600万ドルの延長契約を結んだ4年目の今季は、72試合の出場で平均10.5点、3.1リバウンド、0.88スティールをマークした。

 ナゲッツに106-80で快勝した第2戦後の会見でエドワーズはマクダニエルズについて「彼はプレーオフ全体、特にこのシリーズで驚異的な活躍をしてくれている。文句を言わず、フルコートでディフェンスを続けているんだ」と絶賛した。

 さらにエースの称賛は止まらず、ドラフト同期の24歳をウルブズの“Xファクター”に挙げた。

「(彼なくして)今のチームはなかったし、レギュラーシーズンのチームもなかっただろう。彼がチームのXファクターであることは間違いない。彼がもたらしてくれるものすべてに感謝している。だからジェイデンに大きな拍手を送りたいね」

 ナゲッツとの2試合でマクダニエルズは平均2.5点にとどまっているが、出場時間はビッグ3に次いで多く、得失点差ではコンリーと並んでチーム最多タイの+40を記録している。第3戦以降もこの万能ディフェンダーの働きは、ウルブズの勝利のカギを握りそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

ゴベア不在もウルブズが鉄壁の守備で2連勝!ナゲッツはヨキッチ&マレーが封じ込まれ、まさかの連敗スタート<DUNKSHOOT>

「プレーできるうちに引退してほしい」名手が語るレブロンの“理想の引き際”「現役を続けるほど、自身のレガシーを傷つける」<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号