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「アービングは素晴らしい」不調のドンチッチがチームメイトに感謝「全員がワシントンを信じている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.13

ここまで調子の上がらないドンチッチ(右)が、チームメイトに感謝を示した。(C)Getty Images

 2シーズンぶりにプレーオフの舞台へ復帰したダラス・マーベリックス。ロサンゼルス・クリッパーズとのファーストラウンドでは初戦こそ落とすも、第2戦以降の5試合で4度も相手を101得点以下に抑え込む堅守を披露し、4勝2敗でシリーズを突破した。

 続くオクラホマシティ・サンダーとのカンファレンス・セミファイナルでも、現地時間5月7日(日本時間8日、日付は以下同)の第1戦には95-117で敗れながら、続く2試合で連勝して2勝1敗とリードしている。

 ただ、チームの大黒柱ルカ・ドンチッチは右ヒザと左足首を負傷しており、今プレーオフの平均27.7点は自己最少。9.3リバウンド、8.7アシスト、1.4スティールとオールラウンドな数字を残しているとはいえ、フィールドゴール成功率は41.0%、3ポイント成功率も26.4%(平均2.6本成功)と本調子とは言えない。
 
 サンダーとのシリーズでは3戦で平均23.3点、10.3リバウンド、7.0アシスト、2.3スティールと、オフェンス面ではケガもあって苦戦。そのドンチッチは第3戦後に「彼は素晴らしいね。チームのみんなのことも手助けしようとしてくれている。フロアの両エンドでこなしてくれるんだ。彼がいてくれてチーム全員が感謝しているよ」と話していた。

 ドンチッチが語った"彼"とはもちろん、相棒カイリー・アービングのこと。自身7度目となった大舞台で、32歳のベテランガードは平均23.3点、4.8リバウンド、5.4アシスト、1.8スティールに加え、フィールドゴール成功率50.7%、3ポイント成功率44.3%(平均3.0本成功)、フリースロー成功率86.1%と高確率なショットで絶大な貢献を見せている。

 11日にホームで行なわれたシリーズ第3戦。アービングは第4クォーターに4本のショットをノーミスで放り込んだほか、残り39秒にはリードを5点へ広げる左手フローターを決め切り、105-101の勝利へと導く殊勲者となった。

 また、ドンチッチは「僕らは彼のことを信じているよ。彼はものすごい自信を持ってプレーしている。しかもアグレッシブにね」と、PJ・ワシントンの働きも称賛していた。
 
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チームメイトに感謝するワシントン