5月13日(日本時間14日、日付は以下同)にアメリカン・エアラインズ・センターで開催されたオクラホマシティ・サンダーとダラス・マーベリックスによるウエスタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦。
第1シードのサンダーにとって負ければ1勝3敗と後がない状況に追い込まれる重要な一戦だったが、序盤からマブズの守備に苦しみ、前半でフィールドゴール成功率34.9%(15/43)、3ポイント成功率9.1%(1/11)とショットが決まらず、43-54と11点差をつけられる。
試合を通しても、48分のうち41分もマブズにリードされ、PJ・ワシントンに21得点、12リバウンド、ルカ・ドンチッチに18得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブル、デリック・ジョーンズJr.に17得点、4ブロック、ダニエル・ギャフォードに10得点、8リバウンド、3ブロックを許した。
だがサンダーは第4クォーター残り4分2秒にシェイ・ギルジャス・アレキサンダーのショットで86-86の同点に追いつくと、次のオフェンスではチェット・ホルムグレンの長距離砲で第1クォーター以来のリードを奪う。これで波に乗ったチームは最終スコア100-96で逆転勝利を収め、シリーズを2勝2敗のイーブンに持ち込んだ。
サンダーはギルジャス・アレキサンダーがゲームハイの34得点に8リバウンド、5アシスト、2スティール、2ブロック、ホルムグレンが18得点、9リバウンド、4ブロック、ルージェンツ・ドートが17得点、8リバウンド、ジェイレン・ウィリアムズが14得点、9リバウンド、6アシスト、4スティールをマーク。
ギルジャス・アレキサンダーは「僕のキャリアでおそらく最も重要な意味を持つ試合」とこの試合を振り返り、「アグレッシブになること。かつスマートにプレーした」と成功の秘訣を明かしていた。
サンダーのトップスコアラーを務めるギルジャス・アレキサンダーは、これまでのキャリアで培ってきた経験をこのポストシーズンで存分に発揮できているという。
「自分のなかでバランスを見つけないといけないんだ。アタックやパス、正しいプレーをする時を見極めて、もし正しいプレーができなくても自分の持つスキルを信じること。それはこれまで僕が戦ってきたことであって、どうしたらうまくこなせるかトライしてきた。偉大な選手たちは皆、バトルを繰り返して素晴らしい存在になろうとやってきたからね。
けどこのことを突き詰めていくと、大事なのは相手のディフェンスの動きを読み、チームメイトを信頼することなんだ。ハイレベルな競争の場で勝つためには彼らの力が必要になる。僕は最高レベルのステージで勝ちたいから、そうする他ないんだ」
ギルジャス・アレキサンダーは、マブズとのシリーズで両チーム最多の平均31.8点に9.8リバウンド、7.0アシスト、1.3スティール、2.8ブロックにフィールドゴール成功率48.4%、3ポイント成功率45.5%、フリースロー成功率91.4%と、申し分ないパフォーマンスを見せている。
カナダ出身のスーパースターの大活躍に、マブズのエース、ドンチッチも「信じられなかったよ。彼はショットを決め続けたんだ。僕らがダブルチームを仕掛けてもね。彼は凄すぎた」と脱帽していた。
文●秋山裕之(フリーライター)
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試合を通しても、48分のうち41分もマブズにリードされ、PJ・ワシントンに21得点、12リバウンド、ルカ・ドンチッチに18得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブル、デリック・ジョーンズJr.に17得点、4ブロック、ダニエル・ギャフォードに10得点、8リバウンド、3ブロックを許した。
だがサンダーは第4クォーター残り4分2秒にシェイ・ギルジャス・アレキサンダーのショットで86-86の同点に追いつくと、次のオフェンスではチェット・ホルムグレンの長距離砲で第1クォーター以来のリードを奪う。これで波に乗ったチームは最終スコア100-96で逆転勝利を収め、シリーズを2勝2敗のイーブンに持ち込んだ。
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けどこのことを突き詰めていくと、大事なのは相手のディフェンスの動きを読み、チームメイトを信頼することなんだ。ハイレベルな競争の場で勝つためには彼らの力が必要になる。僕は最高レベルのステージで勝ちたいから、そうする他ないんだ」
ギルジャス・アレキサンダーは、マブズとのシリーズで両チーム最多の平均31.8点に9.8リバウンド、7.0アシスト、1.3スティール、2.8ブロックにフィールドゴール成功率48.4%、3ポイント成功率45.5%、フリースロー成功率91.4%と、申し分ないパフォーマンスを見せている。
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文●秋山裕之(フリーライター)
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