現地時間6月6日(日本時間7日)に幕を開けるNBAファイナル2024。ボストン・セルティックとダラス・マーベリックスによる頂上決戦は、どちらも久々の栄冠が懸かる(前者は16年ぶり、後者は13年ぶり)とあって、注目度は高まっている。
マブズを牽引するのはもちろん、スロベニアの至宝ルカ・ドンチッチだ。
NBA入り前から神童と謳われた25歳のスーパースターは、これまでプレーオフでは2年連続1回戦敗退、カンファレンス決勝敗退、昨季に至ってはチームの低迷で不出場と辛酸をなめてきたが、6年目の今季ついに最終決戦の舞台に到達。さらに今季は初めて得点王のタイトルを獲得したことで、直近50年間で6人目の「ファイナル進出を果たした得点王」になった。
1975年から昨季にかけて、リーグ得点王としてプレーオフに臨み、ファイナルまで辿り着いた選手はマイケル・ジョーダン、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーの5人のみ(以下参照)。
91~2001年の11年間は、6回達成(すべて優勝)したジョーダンを筆頭に、2回(うち優勝1回)のシャック、アイバーソンと9シーズンは得点王がファイナルの舞台に立った。しかし以降の22年間では2012年のデュラントと16年のカリーの2人だけ、しかも両者ともにファイナルでは敗れ、いつしか“得点王のいるチームは優勝できない”という定説もできてしまっている。
得点王とリーグ優勝の同時タイトル獲得は、1974年以前を含めた全歴史でも5人しか達成していない大偉業(以下参照)。昨年のワールドカップでもチームは7位ながら得点王に輝き、NBAでもNo.1スコアラーとなったドンチッチは、2000年のシャック以来となるWタイトルを掴むことができるか。まずは初戦、大いに注目だ。
■得点王に輝いたシーズンにファイナル進出を果たした選手【1975年以降】
※カッコ内は、当時所属/シーズン平均得点。矢印の後はプレーオフの結果。
1991年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/31.5)→優勝
1992年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.1)→優勝
1993年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/32.6)→優勝
1995年:シャキール・オニール(マジック/29.3)→ファイナル敗退
1996年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.4)→優勝
1997年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/29.6)→優勝
1998年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/28.7)→優勝
2000年:シャキール・オニール(レイカーズ/29.7)→優勝
2001年:アレン・アイバーソン(76ers/31.1)→ファイナル敗退
2012年:ケビン・デュラント(サンダー/28.0)→ファイナル敗退
2016年:ステフィン・カリー(ウォリアーズ/30.1)→ファイナル敗退
2024年:ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/33.9)→?
■得点王に輝いたシーズンに優勝した選手
※カッコ内は、当時所属/シーズン平均得点。
1947年:ジョー・ファルクス(ウォリアーズ/23.2)
1949年:ジョージ・マイカン(レイカーズ/28.3)
1950年:ジョージ・マイカン(レイカーズ/27.4)
1971年:カリーム・アブドゥル・ジャバー(バックス/31.7)
1991年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/31.5)
1992年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.1)
1993年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/32.6)
1996年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.4)
1997年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/29.6)
1998年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/28.7)
2000年:シャキール・オニール(レイカーズ/29.7)
構成●ダンクシュート編集部
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マブズを牽引するのはもちろん、スロベニアの至宝ルカ・ドンチッチだ。
NBA入り前から神童と謳われた25歳のスーパースターは、これまでプレーオフでは2年連続1回戦敗退、カンファレンス決勝敗退、昨季に至ってはチームの低迷で不出場と辛酸をなめてきたが、6年目の今季ついに最終決戦の舞台に到達。さらに今季は初めて得点王のタイトルを獲得したことで、直近50年間で6人目の「ファイナル進出を果たした得点王」になった。
1975年から昨季にかけて、リーグ得点王としてプレーオフに臨み、ファイナルまで辿り着いた選手はマイケル・ジョーダン、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーの5人のみ(以下参照)。
91~2001年の11年間は、6回達成(すべて優勝)したジョーダンを筆頭に、2回(うち優勝1回)のシャック、アイバーソンと9シーズンは得点王がファイナルの舞台に立った。しかし以降の22年間では2012年のデュラントと16年のカリーの2人だけ、しかも両者ともにファイナルでは敗れ、いつしか“得点王のいるチームは優勝できない”という定説もできてしまっている。
得点王とリーグ優勝の同時タイトル獲得は、1974年以前を含めた全歴史でも5人しか達成していない大偉業(以下参照)。昨年のワールドカップでもチームは7位ながら得点王に輝き、NBAでもNo.1スコアラーとなったドンチッチは、2000年のシャック以来となるWタイトルを掴むことができるか。まずは初戦、大いに注目だ。
■得点王に輝いたシーズンにファイナル進出を果たした選手【1975年以降】
※カッコ内は、当時所属/シーズン平均得点。矢印の後はプレーオフの結果。
1991年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/31.5)→優勝
1992年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.1)→優勝
1993年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/32.6)→優勝
1995年:シャキール・オニール(マジック/29.3)→ファイナル敗退
1996年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.4)→優勝
1997年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/29.6)→優勝
1998年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/28.7)→優勝
2000年:シャキール・オニール(レイカーズ/29.7)→優勝
2001年:アレン・アイバーソン(76ers/31.1)→ファイナル敗退
2012年:ケビン・デュラント(サンダー/28.0)→ファイナル敗退
2016年:ステフィン・カリー(ウォリアーズ/30.1)→ファイナル敗退
2024年:ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/33.9)→?
■得点王に輝いたシーズンに優勝した選手
※カッコ内は、当時所属/シーズン平均得点。
1947年:ジョー・ファルクス(ウォリアーズ/23.2)
1949年:ジョージ・マイカン(レイカーズ/28.3)
1950年:ジョージ・マイカン(レイカーズ/27.4)
1971年:カリーム・アブドゥル・ジャバー(バックス/31.7)
1991年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/31.5)
1992年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.1)
1993年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/32.6)
1996年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.4)
1997年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/29.6)
1998年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/28.7)
2000年:シャキール・オニール(レイカーズ/29.7)
構成●ダンクシュート編集部
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