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【NBA】得点王のファイナル進出は直近50年で6人目!ドンチッチは2000年シャック以来の偉業達成なるか<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.06.06

今季平均33.9点で初の得点王に輝いたドンチッチ。タイトル獲得シーズンのファイナル進出は、50年間で6人目となった。(C)Getty Images

 現地時間6月6日(日本時間7日)に幕を開けるNBAファイナル2024。ボストン・セルティックとダラス・マーベリックスによる頂上決戦は、どちらも久々の栄冠が懸かる(前者は16年ぶり、後者は13年ぶり)とあって、注目度は高まっている。

 マブズを牽引するのはもちろん、スロベニアの至宝ルカ・ドンチッチだ。

 NBA入り前から神童と謳われた25歳のスーパースターは、これまでプレーオフでは2年連続1回戦敗退、カンファレンス決勝敗退、昨季に至ってはチームの低迷で不出場と辛酸をなめてきたが、6年目の今季ついに最終決戦の舞台に到達。さらに今季は初めて得点王のタイトルを獲得したことで、直近50年間で6人目の「ファイナル進出を果たした得点王」になった。
 
 1975年から昨季にかけて、リーグ得点王としてプレーオフに臨み、ファイナルまで辿り着いた選手はマイケル・ジョーダン、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーの5人のみ(以下参照)。

 91~2001年の11年間は、6回達成(すべて優勝)したジョーダンを筆頭に、2回(うち優勝1回)のシャック、アイバーソンと9シーズンは得点王がファイナルの舞台に立った。しかし以降の22年間では2012年のデュラントと16年のカリーの2人だけ、しかも両者ともにファイナルでは敗れ、いつしか"得点王のいるチームは優勝できない"という定説もできてしまっている。

 得点王とリーグ優勝の同時タイトル獲得は、1974年以前を含めた全歴史でも5人しか達成していない大偉業(以下参照)。昨年のワールドカップでもチームは7位ながら得点王に輝き、NBAでもNo.1スコアラーとなったドンチッチは、2000年のシャック以来となるWタイトルを掴むことができるか。まずは初戦、大いに注目だ。

■得点王に輝いたシーズンにファイナル進出を果たした選手【1975年以降】
※カッコ内は、当時所属/シーズン平均得点。矢印の後はプレーオフの結果。

1991年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/31.5)→優勝

1992年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.1)→優勝

1993年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/32.6)→優勝

1995年:シャキール・オニール(マジック/29.3)→ファイナル敗退

1996年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.4)→優勝

1997年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/29.6)→優勝

1998年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/28.7)→優勝

2000年:シャキール・オニール(レイカーズ/29.7)→優勝

2001年:アレン・アイバーソン(76ers/31.1)→ファイナル敗退

2012年:ケビン・デュラント(サンダー/28.0)→ファイナル敗退

2016年:ステフィン・カリー(ウォリアーズ/30.1)→ファイナル敗退

2024年:ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/33.9)→?

■得点王に輝いたシーズンに優勝した選手
※カッコ内は、当時所属/シーズン平均得点。

1947年:ジョー・ファルクス(ウォリアーズ/23.2)

1949年:ジョージ・マイカン(レイカーズ/28.3)

1950年:ジョージ・マイカン(レイカーズ/27.4)

1971年:カリーム・アブドゥル・ジャバー(バックス/31.7)

1991年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/31.5)

1992年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.1)

1993年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/32.6)

1996年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/30.4)

1997年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/29.6)

1998年:マイケル・ジョーダン(ブルズ/28.7)

2000年:シャキール・オニール(レイカーズ/29.7)

構成●ダンクシュート編集部

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