現地時間6月26日と27日にかけて行なわれたNBAドラフト2024。今年は史上初の2日間開催となり、初日に1巡目、2日目に2巡目指名が展開されて計58選手が指名された。
本来、ドラフト指名権は全30チームが1巡目、2巡目の計2本を保持しているが、今年はフィラデルフィア・セブンティシクサーズとフェニックス・サンズが過去のFA(フリーエージェント)交渉規則違反によって2巡目指名権を剥奪され、2巡目指名は28選手となった。
また例年と同様に、今年もドラフト指名権が絡んだトレードが多く発生。ワシントン・ウィザーズは主力フォワードのデニ・アブディヤをポートランド・トレイルブレイザーズへ手放し、その見返りに昨季最優秀シックスマンのマルコム・ブログドンとカールトン・キャリントン(1巡目14位指名)、2029年の1巡目指名権、2028、30年の2巡目指名権を獲得している。
そうしたなか、サクラメント・キングスはトロント・ラプターズとのトレードに動いた。ガードのデイビオン・ミッチェル、フォワードのサーシャ・ヴェゼンコフ、ジャマール・シェッド(2巡目45位指名)を放出し、フォワードのジェイレン・マクダニエルズをロスターへ加えた。
ディアロン・フォックス、ドマンタス・サボニスを主軸とするキングスは今季、ウエスタン・カンファレンス9位タイの46勝36敗(勝率56.1%)を記録。勝率で並んだゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレーイン・ゲームを制すも、ウエスト第8シードをかけた一発勝負で7位のニューオリンズ・ペリカンズ(49勝33敗/勝率59.8%)に敗れ、2年連続のプレーオフ進出にはあと一歩及ばなかった。
今回のトレードで年俸総額削減&ラグジュアリータックス支払いを回避し、戦力面でもフォワードの層をキープしながら、ロスタースポットを空けることに成功したキングス。ただ、トレードに巻き込まれた本人にとっては“寝耳に水”だったようだ。
27日にジムでワークアウトに励んでいたマクダニエルズだったが、トレーナーのクリント・パークスから「おい、キングスへトレードされたぞ」と知らされると、笑顔から一転「俺なの?」と驚きを隠せない表情。その様子がソーシャルメディアへ投稿され、大きな反響を呼んだ。
新たにキングスへ加わることになったマクダニエルズは、ミネソタ・ティンバーウルブズに所属するジェイデンの兄。206cm・86kgのサイズに213cmのウイングスパンを誇り、弟と同様に優秀なディフェンダーになれる素質を秘めている。
ラプターズでは50試合の出場で平均10.8分、3.4点、1.6リバウンドと不発に終わったものの、現代NBAに求められる要素を備えているだけに、新天地でのブレイクが期待される。
文●秋山裕之(フリーライター)
「チームのXファクター」ウルブズの主砲エドワーズが同期のマクダニエルズを絶賛!「彼がもたらしてくれるものすべてに感謝」<DUNKSHOOT>
本来、ドラフト指名権は全30チームが1巡目、2巡目の計2本を保持しているが、今年はフィラデルフィア・セブンティシクサーズとフェニックス・サンズが過去のFA(フリーエージェント)交渉規則違反によって2巡目指名権を剥奪され、2巡目指名は28選手となった。
また例年と同様に、今年もドラフト指名権が絡んだトレードが多く発生。ワシントン・ウィザーズは主力フォワードのデニ・アブディヤをポートランド・トレイルブレイザーズへ手放し、その見返りに昨季最優秀シックスマンのマルコム・ブログドンとカールトン・キャリントン(1巡目14位指名)、2029年の1巡目指名権、2028、30年の2巡目指名権を獲得している。
そうしたなか、サクラメント・キングスはトロント・ラプターズとのトレードに動いた。ガードのデイビオン・ミッチェル、フォワードのサーシャ・ヴェゼンコフ、ジャマール・シェッド(2巡目45位指名)を放出し、フォワードのジェイレン・マクダニエルズをロスターへ加えた。
ディアロン・フォックス、ドマンタス・サボニスを主軸とするキングスは今季、ウエスタン・カンファレンス9位タイの46勝36敗(勝率56.1%)を記録。勝率で並んだゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレーイン・ゲームを制すも、ウエスト第8シードをかけた一発勝負で7位のニューオリンズ・ペリカンズ(49勝33敗/勝率59.8%)に敗れ、2年連続のプレーオフ進出にはあと一歩及ばなかった。
今回のトレードで年俸総額削減&ラグジュアリータックス支払いを回避し、戦力面でもフォワードの層をキープしながら、ロスタースポットを空けることに成功したキングス。ただ、トレードに巻き込まれた本人にとっては“寝耳に水”だったようだ。
27日にジムでワークアウトに励んでいたマクダニエルズだったが、トレーナーのクリント・パークスから「おい、キングスへトレードされたぞ」と知らされると、笑顔から一転「俺なの?」と驚きを隠せない表情。その様子がソーシャルメディアへ投稿され、大きな反響を呼んだ。
新たにキングスへ加わることになったマクダニエルズは、ミネソタ・ティンバーウルブズに所属するジェイデンの兄。206cm・86kgのサイズに213cmのウイングスパンを誇り、弟と同様に優秀なディフェンダーになれる素質を秘めている。
ラプターズでは50試合の出場で平均10.8分、3.4点、1.6リバウンドと不発に終わったものの、現代NBAに求められる要素を備えているだけに、新天地でのブレイクが期待される。
文●秋山裕之(フリーライター)
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