パリ五輪

【パリ五輪最終予選】NBAスター対決はアデトクンボのギリシャに軍配!ドンチッチは2大会連続のオリンピック出場ならず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.07

アデトクンボ擁する開催地のギリシャがスロベニアを一蹴。ドンチッチ(右)は前回に続く五輪出場は叶わず。(C)FIBA

 現地時間7月2日に開幕した男子バスケットボールのパリオリンピック世界最終予選。五輪出場権残り4枠を懸けた戦いは、スペイン、ギリシャ、プエルトリコ、ラトビアの4会場とも、決勝の1試合を残すのみとなった。

 ギリシャ会場の準決勝では、ヤニス・アデトクンボを擁する開催地のギリシャ(FIBAランキング14位)とルカ・ドンチッチ率いるスロベニア(同11位)が激突。NBAのスーパースターを抱える注目チーム同士の一戦は、ギリシャが96-68で大勝し、五輪出場に王手をかけた。

 試合は序盤からホームのギリシャがロケットスタートを切る。アデトクンボの5連続得点を皮切りに、開始3分強で13-0のランを展開。スロベニアもドンチッチを中心に反撃を試みるが、第1クォーターを終えて32-14とダブルスコアをつけられてしまう。

 第2クォーターはドンチッチが2本の3ポイントを決めるなどスロベニアが多少盛り返すも、47-33で迎えた後半に再び差を広げられ、最後はギリシャが最大31点差をつけて一蹴。リバウンドや3ポイントなど総合力で上回り、決勝に駒を進めた。
 
 ギリシャはアデトクンボが20分52秒の出場で13得点、4リバウンド、2アシストを記録。さらに地元オリンピアコス所属のトーマス・ウォーカップが最多の19得点、6リバウンド、フランスのモナコ所属のベテラン司令塔、ニック・カレイテスが9得点、11アシストをマークした。

 一方、スロベニアはドンチッチが34分の出場でゲームハイの21得点、7リバウンド、5アシストをあげるも、10ターンオーバーとミスを連発。ここまでの2試合はいずれもトリプルダブルの活躍でチームを牽引したが、昨年8月のワールドカップから6月のNBAファイナルまで戦い続けた疲労の色は隠せず、4強入りを果たした前回の東京五輪に続くオリンピック出場は叶わなかった。

 4大会ぶりのオリンピック出場を目指すギリシャは8日3:00(日本時間)、決勝でクロアチア(FIBAランキング30位)と対戦。勝った方がパリ五輪出場権を獲得し、オーストラリアとカナダが属するグループAに入る。

■パリ五輪世界最終予選ギリシャ会場
※グループラウンド終了時点

<グループA>
1位 クロアチア(1勝1敗/+12)★
2位 スロベニア(1勝1敗/+10)★
3位 ニュージーランド(1勝1敗/-22)

<グループB>
1位 ギリシャ(2勝/+49)★
2位 ドミニカ共和国(1勝1敗/-14)★
3位 エジプト(2敗/-35)

※各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出(★)。準決勝はグループAの1位vsグループBの2位、グループAの2位vsグループBの1位が対戦。決勝で勝った1チームのみがパリ五輪の出場権を獲得する。

構成●ダンクシュート編集部
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【動画】ギリシャvsスロベニア戦ハイライト

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