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デュラントはロールプレーヤー?「俺はいつも役割をこなしてきた。バスケが凄く上手いから」と本人が語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.07.09

自分を“ロールプレーヤー”と語るデュラントだが……?(C)Getty Images

 昨季、キャリア16年目のシーズンを終えたケビン・デュラントは、9月末に36歳を迎える大ベテランだ。

 ただ、フェニックス・サンズで初のフルシーズンを送った昨季も、直近4シーズンでは最も多い75試合に出場して平均27.1点、6.6リバウンド、5.0アシスト、1.2ブロックにフィールドゴール成功率52.3%、3ポイント成功率41.3%(平均2.2本成功)、フリースロー成功率85.6%をマーク。衰えは見られず、依然としてリーグ屈指の実力者であることに変わりはない。

 キャリア平均得点はNBA史上6位の27.3点と、歴代トップクラスのスコアラーとして知られているデュラント。しかしながら現在所属するサンズではデビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールという屈指の点取り屋とのビッグ3体制で戦っており、時にはリバウンダーやプレーメーカー、ウイングディフェンダーといった役割をハイレベルでこなしている。

 そんな多彩なプレースタイルを披露するデュラントは、なんと自身を「ロールプレーヤーなんだ」と表現していた。現地時間7月7日(日本時間8日、日付は以下同)に『Yahoo! Sports』へ掲載された単独インタビューで、"自称ロールプレーヤー"はこう話している。
 
「俺はいつだって役割をこなしてきた。キャリア全体でね。それはバスケットボールが凄く上手いからなのさ。ミニッツが多くても、ショットをどれだけ打つことになっても、俺はプレーするのが大好きなんだ。今だってゲームを楽しんでいる。俺のゴールは自分が元気な限り、どんな役割であろうとプレーを続けていくことにある」

 純粋にバスケットボールが大好きで、リーグの重鎮となった現在もゲームを楽しんでいるというデュラント。さすがにこの先10年間もNBAでプレーするのはさすがに酷であり、キャリア終盤に入っているというのが現状だが、こういったメンタリティでいる限り、彼が今すぐコートを去ることはなさそうだ。

「俺がバスケットボールの試合をプレーし続けたい理由、どうして俺がプレーを続けているのか、その背景にはたくさんの要素がある。当然、毎試合プレーして勝つことが重要だし、正しいプレーをしていくこともそう」
 
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「もちろん優勝したい」と意気込むデュラント