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NBA

デュラントはなぜ“GOAT論争”に挙がらないのか?「俺が成し遂げてないことなんてあるか?」と本人は疑問<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.01.22

デュラントは自身がGOAT論争に挙がらないことに「俺が成し遂げていないことなんかあるか?」と疑問を呈する。(C)Getty Images

デュラントは自身がGOAT論争に挙がらないことに「俺が成し遂げていないことなんかあるか?」と疑問を呈する。(C)Getty Images

 現地時間1月21日(日本時間22日、日付は以下同)、フェニックス・サンズはホームのフットプリント・センターでインディアナ・ペイサーズと対戦。チーム自慢のビッグ3がスコアリングショーを開演した。

「彼らは真っ向勝負を仕掛けてきた気がしたんだ。相手がそうしてくると、俺たちはアグレッシブになる」

 試合後にそう語ったケビン・デュラントは、フィールドゴール成功率72.0%(18/25)、3ポイント成功率57.1%(4/7)と高確率でショット決め、ゲームハイの40得点、3ブロックに9リバウンドと大暴れ。

 さらにデビン・ブッカーが26得点、6リバウンド、8アシスト、2スティール、ブラッドリー・ビールが25得点と、ビッグ3だけで91得点を奪取。19日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に続き、2戦連続でこの強力トリオが91得点をあげて5連勝を飾ったサンズは今季成績を24勝18敗(勝率57.1%)とし、ウエスタン・カンファレンス6位タイに浮上した。
 
 NBAキャリア17年目(実働16年目)を迎えるデュラントは、211cm・109kgのサイズからガードのようにスムースなボールハンドリングを駆使し、ドライブからのダンクや打点の高いミドルジャンパー、3ポイントまで多彩な攻撃力を誇る。

 35歳となった今季もここまでリーグ5位の平均29.2点に6.3リバウンド、5.6アシスト、1.2ブロック、フィールドゴール成功率53.2%、3ポイント成功率は自己最高ペースの47.0%(平均2.3本成功)、フリースロー成功率でも88.3%という高確率を残している。

 2007年のドラフト全体2位指名でNBA入りし、新人王を皮切りに現役最多となる4度の得点王に輝き、オールスターに13度、オールNBAチームに10度選出、さらに75周年記念チームにも名を連ねたデュラント。

 NBA史上でも屈指のスコアラーであり、2013-14シーズンにはオクラホマシティ・サンダーでMVP、2017、18年にはゴールデンステイト・ウォリアーズで連覇を達成し、いずれもファイナルMVP獲得と、引退後のバスケットボール殿堂入りは確実視されている。
 
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